フェラーリキーカバー 本塗り

ferrari こちらもお待たせしました!無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。

右の白くなっている部分は傷を修整したサフェーサーで、両方とも全体的に#800で足付け処理をしています。良く脱脂をしたらエアーブローをして本塗り開始です。

ferrari1今回ご依頼頂いてる色は恐らくオーナー様が所有されいるFerrari430のボディカラーで、色名は「BIANCO FUJI」で承っています。この色はオーダーカラーなのでBMW同様、車体にはカラーコードが記載されていないようですね(BMWは未だにそうだかは判りませんが)。

カラーコードは「137739」または「 226027 」で、まさかと思いましたが「FUJI」は富士山のフジで間違いないようです(雪をイメージしたらしいですが日本人的な感覚としてはちょっと微妙な気が・・・)。

ちなみに色は3コートパールなので、最初にグランドカラーとしてソリッドの白を塗ります。勿論使用する色はメーカーから配布されている配合データ通りなのですが、実は白の原色1色のみだったりします(STANDOX:MIX570)。

ferrari2 そしてパールを塗ってクリアーを塗ったら本塗り完了です。これもまたちょっと普通の3コートパールとは違って、塗りあがったものは非常にパール感の強い塗色になっています。

ferrari3これの理由としては、通常のホワイトパールであればパール層のパール顔料含有量は数%程度が普通なのですが(透明な樹脂分が殆どです)、このビアンコフジは何とパール顔料100%の配合になっています。一般的なホワイトパールでこれはちょっと有り得ません。

流石に不安になったので他の配合データも見てみると、そちらはパール顔料は50%弱くらいに抑えてあります。と言ってもこれも驚異的な数字なんですけどね。一般的なホワイトパールの数%(10%未満)に比べると非常に濃い仕様となっているのです。

この後クリアーが完全硬化したら各部品を組み付けて完成となります。来週半ばくらいには完成予定ですのでもう少々お待ち下さいませ!