ギター 磨き処理

guitar19部分的な塗装「スポットペイント」はマスキングや塗り方の関係上、通常よりも仕上がりは悪くなりがちです。途中でマスキングを貼りなおしたりベースコートを暈したり、スプレー方向にも気を遣わないといけなくクリアーも最後はシンナーで何段階かに希釈しながらの塗装となるので色々と忙しいのです。ゴミは付き易いですし肌も荒れ易いので塗装後の磨き作業は必須となります。そもそもクリアーを暈した部分の磨きは必要ですからね。

ちなみに膜に付くのはゴミツブと言うよりは「細かい繊維」lのようなものなので、それによってクリアーが表面張力によって盛り上がってしまうので如何にも何かが付きました、と言うような状態で留まってしまうのです。ゴミ自体が突起していると言う事では無くクリアーが突起して固まってしまうんですよね。

なのでそれを最初は当て板と#1500程度のペーパーでしっかりと平らに研いであげ、それを#2000→#3000で均しその後数種類のコンパウンドとバフで磨いてあげればゴミが付いていたとは判らない仕上がりになります。ただし勿論その中には色のついたゴミもあるのでそういった物はクリアーが固まる前に取り除いてあげなければなりません。なので本塗り時には手が届く箇所にそれ専用のツールを常備しておくのが基本です。業界ではお馴染みの「スピナール」ですね。

画像は#3000の均しまで完了した状態で、ペーパーを当てた範囲は随分と大きくなってしまっていますがこの後の磨き処理で艶々にしますので問題はありません。と言うか既に艶々になっていますし組み付けも終わっていますので。

それでは週明けに撮影して改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!