シーマテールランプ 本塗り

cima2こちらも御待たせしました。シーマのテールランプも無事本塗り完了しておりますので御安心くださいませ。画像は先日ベランダにて足付け作業をしている光景です。外は寒くても太陽が当たればそんなに辛くは無いですかね。夜にパソコンの前にじっと座ってメールの返信している時の方が苦痛ですので・・・。

cima3そして本塗り準備完了です。冬場は乾燥しているので静電気がよく発生しますから床に水を撒いてホコリが舞うのを防止しています。テールランプのような樹脂素材はエアーブローをするだけで帯電しますからみるみるホコリが寄ってくるんですよ。

cima4今回は二回目のご依頼で、濃度は「極薄目と薄めの中間」で承っておりますが、一応参考画増を頂いておりますのでそれも確認しながらスモーク濃度を決めています。この段階だとまだ薄いですよね。

cima5最後の方はかなり微妙な調整になっています。濃度の目安としてマスキングテープを二枚貼っていますが、それぞれで1コート分濃度が違うんです。右奥の方が少し濃いのが判るでしょうか。

cima6濃度が決まったらクリアーを塗って本塗り完了です。場合によっては直接クリアーをスモークにする場合もありますが、基本的には「2コート」の仕様で仕上げます。理由としては色々あって、作業者的にはスモーク濃度の微調整が出来る事、ユーザー側にとっては塗膜性能や美観が良い事でしょうか。デメリットしてはとても時間が掛かる事でのコスト高な事です。丸々一日掛かりますので・・・。

cima7特に冬場は溶剤の揮発速度も遅くなるので、コート毎のフラッシュオフタイム(乾燥時間)は非常に長く取る必要があります。なので午前中に3コート程度を行っておき、そのまま昼食を取っての昼休み、そして午後から残りのコート(大体合計で6コートなので半分ずつです)、そしてクリアーを塗ると丁度5時くらいで終了です。とにかく「待ち時間」が長くなるので、テールランプの個数が少なくても多くの時間は掛かるのです。ただ精神的な負担は全然違いますけどね。今日は落ち着いて作業出来ました。

それではこちらも来週半ばくらいには完成出来る予定です。もう少々お待ちくださいませ!