ホンダエリシオンフロントグリル 本塗り

elision5 先日塗っておいた下塗りが完全硬化しましたので再度全面を足付け処理します。結構(と言う以下かなり)大変な作業なので塗装屋さんなら気分が悪くなるかと思いますが・・・。それでもサフェーサーを研ぐ事に比べればかなり現実的ですから、とにかく手を動かして2時間くらいで終わらせるようにします。

elision9足付け処理が無事終わりいよいよ本塗りとなります。ちなみに本塗りの前には脱脂清掃が必要ですが、この形をいつものようにウェスを使って脱脂をするのは大変です(と言うか限界が・・・)。ですので今回も下塗りの時と同じくスプレーガンに脱脂用の溶剤(シリコンオフ)を入れて上から下に洗い流してしまいます。下には再利用する為の缶を受け皿にしておけばまた何かの時に使えますしね(ステッカーの両面テープを剥がす為の浸け置き用など)。

elision8そして本塗り完了です。お待たせしました!やはりと言うかこの形を塗るのは中々大変で、もう技術と言うよりは体力勝負の我慢比べみたいな感じです。

elision6実は見える箇所は網目のところだけなのでこんなに全体的を艶々に仕上げる必要は無かったりします。実際一回目のクリアーは余計なところには塗っていません。

ただオーナー様にはこの状態でお渡しする訳ですから、いくら着けてしまえば見えないからといってもやはり綺麗になっていた方が宜しいかと思いますので、一応全体的に艶があるようには仕上げています。「どうせそこは見えませんから」とか言われてもちょっと嫌ですよね。

elision7貫通した穴の箇所は裏からも塗っているのでさほど難しくはありません。塗り難いのは行き止まりの箇所で、塗装屋さんなら判ると思いますがこういった箇所はエアーと共に塗料が跳ね返ってしまうので奥まで非常に塗り難いのです(ガサつくか肌が荒れます)。

対処方法としては、使うガンは跳ね返りが少なく塗着効率の良い低圧ガンを使い、さらにエアー圧を絞ってガン距離をこれでもか、と言うくらい近づけます。ただし距離に対して塗料が出すぎると塗膜がウニュウニュとなりますから(判りますよね・・・)そうならない運行スピードが必要で、さらには多方向からのスプレー(8方向です)で肌が均一になるように対応します。自分で打っていてちょっと気分が悪くなりますが(苦笑)、慣れればそんなに難しい事ではありません。まあ実際は材料のお陰と言う事もあるんですけどね。良いクリアー(高いクリアー)はレベリング性能が全然違いますので。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。ちなみに交換する時期は6月では無く「6ヶ月先」の勘違いでした。失礼致しました・・・!