アテンザ内装パーツ 下準備

 

atenza76 アテンザのメーターパネルには人工皮革が付いていて、これがそのままだと下地処理の段階で汚れてしまいますから外しておく事にします。こちらはシボ模様が強いので下地作業ではかなり粉っぽくもなりますし、水研ぎもする予定ですのでさすがに付けたままではどうにもなりません。ただ付き方が嫌がらせと言うか何と言うか、皮のシートに開いた穴にメーターパネルから出た突起を通して溶かして固定しているんですよね。何かもっと他に良い方法があったような気がしないでも無いのですが・・・。

atenza77 人工皮革は決して丈夫ではないので無理に引っ張ると切れてしまいそうです。かといって熱に強い訳でも無さそうですから(少し触れるだけで裏地が焦げます)、半田ゴテは固定された箇所の中央を突いて固定している頭の部分を捥ぎ取る、といった感じですかね。いつまでも熱していると表側にまで熱が行ってしまうので(そんな事は無いと思いますが)、多少プラスチックが解けたらピンセットで摘み取ります。

atenza78 取り除いた物を見ると余りスマートには見えませんがこれはもう仕方ありません。ちなみにこちらは再利用はせず、固定する際は新たにABS樹脂棒を使って溶着しておきます。これを使う意味は特にありませんので。

atenza80そしてナビモニターパネルの上に付いているメッキモール?も取り外します。以前アテンザのカップホルダーの蓋を塗った時のイメージが残っていた為か、こちらはプラスチックの部品が刺さっているだけかと思いきや、凄く柔らかいゴム状のモールが両面テープで貼ってあるだけでいた。ただ無用に強力な両面テープで・・・(苦)。

atenza79無理に剥がそうとするとモールが千切れてしまいますので(そういうレベルです)、表裏からドライヤーを当てて熱を掛け、両面テープの粘着力が弱くなっているうちに隙間にヘラを差し込んでスライドさせていきます。余り曲げると今度は表面のメッキ?っぽいコーティングが割れてしまいそうなのです。

幸いにしてモールは綺麗に取れまして、両面テープも貼り直しておきましたから後は塗装後に貼り付ければOKです。今回は部品自体が新品?で、劣化は殆ど見当たりませんでしたから問題なかったですが、古くなった場合はちょっと怖いかも知れません。塗装屋さんは要チェックかと思います(出来れば避けた方が良いかも知れませんが・・・)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!