BMWエンブレム 下地作業

bmw130 こちらは先日紹介した画像で、少しずつですが作業進行しておりますのでご安心下さい。年代物のBMW純正ボンネットエンブレムですね。青と白の箇所が劣化で剥がれてしまっているののでそこを剥がし、序に黒い部分も塗りなおす事で新品時の姿に戻そう、と言う作業です。「本当に元に戻るの?!」と思われそうですが実際私も確信は持てていません。ただ一応イメージは出来ているので何とかそれに沿って手を動かしている感じです。御依頼頂いている内の何割かは今回のように「初めての試み」といった物で、断っても良いとは思うのですがやってみたいと言う欲求もあるんですよね。まあ当然「駄目でした」では済まないのですが(恐)。

bmw136 先程と同じ様な光景ですがこちらは後日行った作業です。連続してやりたいのですがこういったネチネチとした作業は大抵夜になってからとなるので小刻みに進めるような感じになっています。ちなみにこの画像は土曜日に撮影した作業風景です。

エンブレムに残った塗膜は最後はペーパーで削り落とす事にしまして、ただそれに隣接する溝になった部分はアルミ素地(メッキでは無くアルミです)を活かした仕上げになっているのでそこを傷付けないようしっかりマスキングをしての研磨となります。

bmw137ペーパーを掛けた箇所には研磨傷が付きましたがここは色を入れるので問題ありません。溝はちょっと汚れていてちょっと判り難いですがこの時点では傷は付いていません。

この後は黒い部分を含め全体に足付け処理をして下塗りの為のクリアーを塗布します。アルミ素地を活かす箇所はコンパウンドで磨き、プライマーが濡れませんのでせめてものと言うことでリン酸処理と密着剤を使って対応します。ちなみに段差は結構あるので下塗りは一度では済まなく二回~三回行うかも知れません。ちょっとまだ時間は掛かりそうですので気長に待っていただければと思います(完成後は眠らせるとの事ですのでその点は安心していますが)。

どうぞもう少々お待ち下さいませ!