G-SHOCK時計カバー塗装承ってます

gshock こちらは先日到着しておりますカシオG-SHOCKの腕時計の外装一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容としては「エヴァ初号機の紫色に」との事で、私的には「遂にこの日がやって来たのか・・・」と、ただただ感無量で御座います(笑)。いや、まあいつかは来るのでは無いかと思っていたんですよ。

gshock1ただ懸念する点は幾つかあり、ベルトの部分はかなり柔らかいので普通に塗ると塗装が割れてしまうと思います。中央の丸い部品に関してはある程度の堅さがあるかと思いきや、クリアーの方はベルト同様にかなりの柔らかさです。丸い黒い方は比較的堅いのでこちらは問題ありませんが、何故かベルト止めは黒いほうが柔らかく、クリアーの方がしっかりしていたりします。ちょっと???な感じがします。

gshock2ただ素材自体はPU(ポリウレタン)なので塗装との相性は悪くはありません。以前行ったエアーホーンのホースは素材が不明で塗料が全く密着しないなんて事態に陥りましたが、今回その点は大丈夫なのでは、と思っています。ただクリアーはさすがに割れてしまうのでベルトの部分はベースコートのみ(硬化剤は入れます)、メインのレンズ周りの丸い部品はクリアー仕上げで艶々にと承っています。

エヴァ初号機の色については御存知無い方もいらっしゃると思いますのでちょっと紹介させて頂きますね。

eva5 自分の為に何かを塗ると言うことは殆ど無いのですが、衝動的に思いついて何かを始めたりする事は時々あります。社外記を見ている方なら知っていると思いますが、黒電話をエヴァカラーに塗ろう、と言う例のアレですね。

eva6今回のG-SHOCKはこの「紫」で塗る予定で、レンズ周りは艶々の紫、ベルトはクリアーを塗らない(塗れない)ので艶消し~半艶の紫になる感じで、私的には艶一辺倒よりもその方が良い感じになると思います。

ちなみにこういったネタが紹介されている「社外記」の存在ですが、私設なブログではありますが実は仕事の一環として大きな役割を担っています。今回の御依頼に繋がった事もそうですが(無くても繋がったかも知れませんが・・・)、とにかくサイト全体へのアクセス数は以前よりも飛躍的に多くなっています。日記の方は御依頼いただいている案件についてだけなので、その時に依頼をされていない方からするとちょっと他人事なところもあると思いますが、社外記の方であればカメラや自転車やDIY工作など普段の塗装の仕事とはちょっと違った趣向の物事を紹介しているので「ふーん」くらいには楽しんで頂けるのでは、思った次第です。まあ表向きは仕事とは関係の無い位置づけなので私的には息抜きも兼ねているんですけどね。ただ仕事と全く関係ないとなると私の場合全く続きませんので・・・(そういう性格でして・・・)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!