CORSAIRパソコンケース 本塗り①

corsair62 作業はちょっと前から始まっていて、予想通り一日では終わらなかったので2日半に渡って本塗りをしています。前回は既に単色黒の部品を塗り終わっていますが今回は黒&ブルーメタリックの2トーンカラーのパーツとなります。これでも数量は半分程度に減っている筈なのですがやはり結構ありますね・・・。

corsair63 こちらは先日一旦単色の黒で塗り終わっていたフロントパネル土台の枠部分で、内側をブルーメタリックに塗るので再度足付け処理をしてもう一度本塗りをします。

黒とブルーでの塗り分け位置はプレスライン頂点の「山」の部分になるのですが、いきなりそこでマスキングをするとベースコートの厚みでシャープなラインにならない可能性があるので、一旦はマスキングを少し食み出した状態にしてブルーを塗ります。イメージとしては軒先にある「庇」みたいな感じですかね。これならプレスライン付近には全く塗料が付かないので安心して隙間などをしつこく塗れます。

corsair64 先ほどの状態でブルーが塗り終わったら庇状にしたマスキングを剥がし、今度は塗り分け位置にピッタリと貼り直します。これであればスプレーの方向性も一定に出来て余計な膜厚も付けないで済むのでシャープなラインに仕上がります。ちょっと手間が掛かりますが、画が描けるような技術は無いのでこういった事の積み重ねで細部の仕上がりを上げていくしか無いんですよね。

corsair65 ちょっと数があるのでパーツ毎に完結させて紹介させていきたいと思います。画像数もかなりありますので・・・。

上の画像はブルーメタリックを塗り終わってマスキングを剥がし、クリアーを塗って本塗りが終わった直後です。メタリック原色は結構粗いものを使っているので輝きが強く(MIX598メインです・・・)、枠の内側の写りこみが強いのが判ると思います。最後はここに黒い蓋がカバーパネルが付いて、その周りの隙間からこのブルーメタリック漏れ出る・・・みたいな感じでしょうか。格好良さそうですね。

corsair66 こちらはシャーシの一部のマザーボードが付くパネルで、これはクリアーは塗らずベースコートのみで艶消しな仕上がりになります。

ちなみに他のパネルとくっついていた箇所は色が入っておらず、金属がむき出しだったので本塗りの前にプライマーを塗っています。新品時の塗装はカチオン塗装(ドブ浸け)だと思いますがここまで浸透しないものなのでしょうか。

corsair67そしてベースコートが完了です。こちらはこれで完了ですね。

外資系の塗料は通常ベースコートに硬化剤入れなくても大丈夫ですが(ラッカーのような1液と言う訳では無く、クリアー中の硬化剤が浸透して2液反応を起こすという仕組みです、多分)、こちらのマザーボードのようにクリアーを塗らない場合はベースコートに硬化剤を直接入れて塗ります。時々業者さんから建築資材などの数物を御依頼頂く時は大抵この仕様でやっていたりします。

続きはまた改めて紹介しますね。