ロータスエンジンパーツ一式 結晶塗装本塗り

lotus26 大変お待たせしました!ロータスエスプリのエンジンパーツ一式は無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。

パーツは先日旧塗膜の剥離までを終えていて、その後はアルミ表面をリン酸で処理してあります。この後のプライマーをよく密着させる為の化成処理ですね。

画像はマスキングを行っているところで、塗膜が無くなってしまうとどこが塗られていない箇所だったのか判らなくなるので、予め撮影しておいた画像を見ながら作業しています。最初のその時は「まさか忘れる訳ないでしょ」とか思っていても大抵は確実に忘れていますので・・・(迷いながらの作業って凄く嫌ですよね)。

lotus27 ボルト穴は殆どの場合でマスキングする事はありませんが、今回のヘッドカバーはきっちりそこの塗膜が無かったので一応純正同様にマスキングする事にしました。まあ新品時の塗装はマスキングという訳では無く後からフライスで削っているだけなんですけどね。砂型が余りよろしくないという事かと思います(少量生産は仕方無いでしょう、と)。

lotus28 そしてプライマーを塗布します。新車時でもこれをやってくれていれば今回ほどペリペリと剥がれる事も無かったと思うんですけどね。まあそのお陰で私が食べていける訳ですが・・・(苦)。

lotus29 そして本塗り完了です。フィンの部分は見ての通り塗りにくい形をしていますが、これが来た最初からここは気をつけていましたので(今回は夢には出てきませんでしたが)、一応問題無く仕上がったと思います。

こういった箇所は大抵は力が入り過ぎてついつい塗り過ぎてしまい、結果デロデロになってしまい変なチヂレ目になったりするんですよね。車体を塗る時に側面全部だと綺麗に塗れるのに、何故かフェンダー一枚だけだと激しく垂らしてしまう傾向にある(特に先端のヘッドライトのフチやサイドマーカーの穴周り)、と言うのと同じだと思います。慣れていてもやっちゃいますよね(判ります判ります。笑)。

lotus30 そして140℃程度の熱を掛けてチヂレ目が綺麗に並んだら本塗り完了です。

lotus31 この時点で綺麗に仕上がらない場合もあって(殆どは技術的な問題です)、その場合は完全に硬化する前にまた溶剤に入れて塗膜を全部落としてしまいます。通常の塗装と違って熱を入れてからじゃないと結果が判らないと言うのがちょっと難しいところですかね。当然ですが相当凹みます。

lotus32凸状になった箇所は最後に研磨して光らせます。まだまだ終わりでは無いんですよね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!