ベンツ用トランクバッジ&ワンオフセンターキャップ 下準備

benz183こちらもお待たせしております。エッティンガーのホイールに取り付けるホイールキャップをベンツのスリーポインテッドスター仕様で作製している案件で、上の画像に写るのはそれの見本として御預かりしたトランクバッジです。元々オーナー様がマットブラックで自家塗装されていたようですが、メッキ素地にはやはり塗装が密着しませんので、こちらも今回一緒に塗装をご依頼頂きました。

ちなみに先日新たに用意した純正ホイールキャップのメッキエンブレムは、エッチング剤で表面のメッキを剝がす事に成功しましたが、こちらのトランクバッジのメッキは剝がさず、いつもの様にメッキ素地用の下地処理を施してその上からプライマー→プライマーサフェーサーを塗布しています。実はこちらもメッキを剝がしてしまおうと考えたのですが、メッキが無くなってしまったホイールキャップは強度が無くなってしまった為かフニャフニャしてしまったので、やはりこちらはいつものようにメッキは活かしたまま塗装を行う事にしました。なるほどメッキを剝がすとそういった弊害もある訳ですね。実際に検証してみてよかったです。

benz23こちらはちょっと前の画像で、こちらがエッティンガーのホイールに取り付け予定のスリーポインテッドスターの枠部分のマスター型になります。ポリパテで形を整えた後に巣穴をラッカーパテで埋めてあります。土台に使っていたアクリル板から取り外したのでサフェーサーを塗布します。

benz182 右手前がベンツ純正のホイールキャップで、先日エッチング剤で表面のメッキを剝がしてあります。左奥が今回新たに作っているエッティンがー用のホイールキャップです。前者の径が74ミリ、後者が68ミリです。遠近感もありますがたった6mmでこれだけ違うのか!と言うのが良く判ると思います(いや、まさか作った物が縮んだか、メッキを剝がしたのが膨張したかと今ちょっと不安になっています・・・)。

次の段階としては、右手前の純正ホイールキャップから中央の★をカットし、それを新たに作製した左奥の68mm径の枠に取り付けます。ちなみにそこでの強度は必要無く、それを元にしてシリコン樹脂でメス型を作ったらそこに樹脂を流し込んでしっかりとしたスリーポインテッドスターを量産するといった手筈です。上手くいけば、の話なのですが・・・(と言うか上手くいくまでやります)。