MV Agusta ロアカウルパネル 本塗り

mv65先日下塗りをしておいたMV Agusta(イタリアのバイク)のアンダーカウルです。元々ザラザラとした樹脂素地に1コートダイレクトソリッド(クリアーに色が着いたような塗料です)を塗りましたが、硬化するとこんな感じで中途半端に艶が引いたような状態になります。実物は画像で見るよりもさらに気持ちが悪い仕上がりで、艶があるように見えますが後に紹介する画像を比べるとその差は判ると思います。

ちなみに通常は「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で行いますが、装着する部分はバイクの車体の最下層で殆ど見えない部品なので、下地処理のコストを省く為に今回の方法をとっています。デメリットとしてはサフェーサーのように切削性が良い訳では無いので、この状態から足付け処理のみ行って本塗りとなりますから、やはりサフェーサーの場合に比べると仕上がりのシャープ感は劣ります。

mv7「研磨」と言う工程では無く足付け処理のみとなるので時間は2時間くらい短縮出来ます。これにサフェーサーを塗って研ぐとしたら全部手研ぎとなるので凄く大変なんですよね。尚、平面ならダブルアクションサンダーが使えるので迷わずサフェーサーを選択します。

mv8色は3コートパールで、かなり白いグラウンドカラーの上にホワイトパールとブルーパールを塗っています。

備忘録の為にちょっと記載しておきますが気にしないで下さい。グラウンドカラーはmix570をベースに855バイオレットと859ブルーで黄色味を殺し564をかなり入れて黒味を強くする。パールコートは825と845のブルーパールを基本として826のホワイトパールを入れて粒子間を出し、さらに008を入れてギラツキ感を出しつつスカシを黒くする。826ホワイトパールはスカシの黄味が出るので控えめに。

mv9バイクの白系の色は特に白い(黄色味・赤味が無く青みがある)傾向が強く、四輪車には無い色味が多いです。ホワイトパールとなると多少なり黄色味が出るのですが今回の色味もいそれが無いのでちょっと苦労しました。

mv10ちなみによく見える部分としては実は裏側にして塗った方で、車体に着くと画面左側の尖った箇所のみが見える部分になるらしいです。台に固定している辺りは内側になるのでここも装着すると見えないのです。それにしては結構大げさな作業になってしまうので、その中で省ける部分は・・・という事で今回はサフェーサーを下塗り方式に置き換えました。ただちょっと判り難いですかね(すいません説明が下手で・・・)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますのでもう少々お待ち下さいませ!