BMW「X6」M メッキエンブレム 下準備

bmw450 こちらもお待たせしております。BMW X6の純正メッキエンブレムです。メッキ素地用の下地処理もそうですが、今回はBMWの3色カラーも復元するのでちょっと手間が掛かっています。

bmw454ただ色に関しては以前別件で行った作業の時の物が奇跡的に(笑)残っているのです。しかも珍しくガラス瓶では無くスチール製の豆缶で・・・。缶の外側には若干錆が出ていたので少し不安になりましたが中は全く問題ありませんでした。うーん、珍しく昔やっておいた事が役に立ったような気が(苦笑)。

bmw63ちなみに色の作製はこんな感じでその時のオーナー様に用意して頂いたカタログから作製しています。勿論ですが今回のエンブレムに貼ってあったシールに比べれば塗装の方が格段に発色が良くて、ランバ・ラル大尉風に言うと「印刷とはちがうのだよ、いんさ・・・」みたいな感じですかね(判らないで大丈夫です、すいません・・・)。

bmw451エンブレムのベースカラーは「アルピンホワイトⅢ」となりますが、今回は少し変則的な塗り方にします。勿論仕上がり優先の方法で、

・まずメッキ素地用の下地処理を施して本塗り出来る状態に

・白では無くまず一番最初に「赤」を、特にマスキングはせずにその周辺に塗装

・赤く残す部分を予め用意したマスキングシートでマスキング

・水色を左端の辺に適当に塗装

・水色に残す部分をマスキング

・中央の青を塗装

↓以下に続きます。bmw452・よく乾かしたら3色に塗った箇所に、予め作製しておいたマスキングシートを貼り付け(上の画像がそうです。ちなみにこの時メッキ素地は残っていません)。

・全体にアルピンホワイトⅢを塗布

・マスキングを剥がし、全体にクリアー塗装

となります。

尚今回は「フチ」を艶消し黒で承っていますので、その後また別工程でそれの塗装も必要です。うーん、これはちょっと事前に練習が必要そうですね・・・。

bmw453ちなみにメッキ素地用の下地処理の方も進行していまして、こちらは熱を掛けて完全硬化させた後、再度全体的に研いでおきます。その前に一度「フチを艶消し黒に」の練習はしておいた方が良さそうですね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!