先ほど紹介したリモコンキーと形は同じなのですがこちらは別の案件の物でして、以前ビアンコフジ/イタリアのホワイトパールで塗装をご依頼頂いた方から今回はソリッドカラーのホワイト「BIANCO AVUS」(カラーコード:100)で塗装を承りました。
同じ物を一緒に作業するのは混ざってしまう恐れがあるので、各部品には印を二重に付け、さらにそれぞれ別のトレーに入れて作業中も混ざらないようにしています。
前回は傷もあったので旧塗膜は剥離しましたが、今回は穴の周り以外は殆ど無傷なので、先ほどの同型リモコンキーと同じく旧塗膜は剥がさず、代わりに砥石を掛けて表面のウネリを平滑に仕上げておきます。
ちなみに順番としては先にこちらを小さい砥石で研いでいて、大きい砥石を使った方が早いだろうという事でこの後取り替えています。
間違え無い様にそれぞれ仕様を書いておきます。100はカラーコードで、ベタは「ベタ塗り」の事です。
穴の周りに一部プラスチック素地が見えているのでそこのみプラスチックプライマーヲ塗布しておきます。
表面を平滑に研いでおいたので最初のようなウネリは払拭出来たと思います。
少し前に当サイトの画像を見た方から「照明の写り込みが凄く綺麗なのはどうして?」といったご質問を頂いたのですが、その理由はこういう事でして、一見艶々に仕上がって見えても素地が悪ければ違和感が残ってしまい、理由は判らないにしても何か変な雰囲気を感じたりします。板金塗装屋さんはその辺の車をパッと見ただけで事故車かどうか判断が付くのはそういう事で(そうなんですよ)、どれか一つだけを良くしても駄目なんですよね。
それではこちらも完成次第改めて紹介しますのでどうぞもう少々お待ち下さいませ!