ハーレーダービーカバー プライマー塗布

harley1大変お待たせしました!ハーレーのメッキ製ダービーカバー(タイマーカバー)も作業着手しておりますのでご安心下さいませ。

現状は装飾クロムメッキが施されていて、そのまま塗装しても塗膜は十分に密着しませんのいでサンドブラストを掛けて素地を荒らします。投錨効果とかアンカー効果とか呼ばれるアレですね。

harley2こんな感じでブラスト完了です。クロムメッキの下にある銅メッキが出ていますが問題ありませんのでご安心下さい。

ちなみにプラスチックのメッキパーツは樹脂(ABS)とメッキ(銅メッキ)で密着はしておらず、あれは単に母材の周りをメッキで包んでいるだけなので今回のようにブラストを当てる事は出来ません。また経年劣化で剥がれて来たりもするので、塗装を前提でどちらかを選べるならば今回のようなスチール素材が良いと思います。またアルミへのメッキはひどい状態の物が多いので全くお勧め出来ません(化成処理が上手くいっていない為かメッキの下で腐食が発生して膨れて剥がれます)。

harley3 見えるのはフチより外側ですが、安全の為少し回りこんで塗装したいので裏側の周りもブラストを当てておきます。時々自動車のPP製バンパー(車は殆どこれです)の耳部分で塗装が剥がれているのを見かけますが、あれはフチまでしっかりとプライマーが入っていないからです。意識して裏まで塗るようにすればああはならないんですけどね。

harley4そのまま置いてしまうと裏側まで塗れないので、本塗りと同様に台にセットして浮かすような感じにしておきます。

harley5サフェーサーを塗ると細かい箇所が埋まってしまうので、今回は薄膜のプライマーのみとしてあります。

来週中には本塗り出来る予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!