BMW E31フロントグリル 本塗り

bmw219BMW E31のフロントグリルパーツ4点、艶有り黒で本塗り完了しております。お待たせしました!

bmw220 テールランプの周りと、リヤナンバーブラケットは、先日BMW Individual Citrine Black metallic(カラーコード:x02,WX02)の艶有り仕上げで本塗りを終えていて、残りはこちらのパーツと、後はフロントフェンサーサイドマーカーのスモーク塗装となります。それぞれ塗色が違うので本塗りは別作業となっています。

bmw221 こちらの部品は新品で、元々艶消しの黒に塗装されていますが、全体を足付け処理した後に再度ベースコートの黒を塗り、クリアーを塗って本塗り完了となります。同じ黒でもそのまま何もしないで塗る訳にはいかないので(剥がれます)、元の色が同じでも手間的には余り変わらないんですよね。

bmw222 隙間が狭い物を綺麗に塗る場合は表側からだけでは無く、裏側からも同様に塗るようにします。小物の塗装屋になってから一番変わったのは本塗り時の被塗物の固定方法かも知れません。とにかく塗り易いように片手で持ってもう片方の手でスプレー出来るようにしています。

bmw223 表面からだけ塗ろうとすると殆どの場合でフィンの側面が垂れてしまうので、主に裏側から塗っています。

bmw224イメージ的にはスプレーパターンを広げて一気に塗っているように見えますが、実際はスプレーパターンを一番細くして(丸吹き)、フィンの一本一本を丁寧に塗る込むようにしています。ただのんびりやっていると表面が乾いて最初に塗った方から肌が荒れてしまうので、実際は凄く早く塗っているので傍から見るとかなり適当に塗っているように見えるかも知れません。

ちなみに塗装屋になる前は、こういった艶のある物は塗料の容器か何かにドブンと浸けたりしているのかと思っていましたが、全く違います(笑)。ドブ漬けにして塗装するのは多分シャブシャブの塗料を電気的に塗着させるカチオン塗装か何かで、車の新車塗装も上塗りは基本的には同じスプレーガンで塗っているんですよ(と言ってもあちらはロボットで、ただランボールギーニは未だに手塗りかも知れません)。

残るはフェンダーサイドマーカーのスモーク塗装で、そちらはインプレッサのテールランプと一緒に本塗り予定です。

尚今回スバル(恐らくレガシィ)の内装ステアリングスイッチカバーも一緒に本塗りしています。後ほど紹介しますね。