ELECTRONIC WIND INSTRUMENT “EWI4000”

img954 以前ご依頼頂いたウインド・シンセサイザーなる電子楽器です。何度か塗装しているのですが、この時は元々黒系のメタリックに塗装されている物を艶消し黒の塗装でご依頼頂きました。

img955 ネックとなるのはこちらのアルミ素材のパーツで、表面に深いヘアーラインがある事と、アルマイト被膜がかなりしっかりしているのでそれらを削り落とさなければなりません。手掛けでペーパーを掛けるくらいでは歯が立たないのでダブルアクションサンダーを使っています。

img956 塗料が付着する箇所は全て足付け処理を行い、裏側は一応マスキングしています。

img957 プライマーを塗布しました。

img964 その後全ての部品を足付け処理し、台に固定して本塗り準備完了です。

1台分だけでも部品点数は10個程度となり、結構大掛かりな作業になります。

img965ベースコートの黒を塗り、艶消し専用クリアー(2液ウレタン)を塗って本塗り完了です。

img981 その後60℃程度の熱を一時間程度掛けて完全硬化させ、数日寝かして完成となります。

img982  元々塗られていた塗装はクリアーが塗っていなかったので、恐らく使っている内に角が擦り切れて下地が露出してしまったりすると思います。

img983 アルミパーツにあったヘアーラインは削り落としたのでツルンとした綺麗な艶消し塗装に仕上がっています。

img2133その他フェラーリの赤(ロッソコルサ)の艶ありなどでもご依頼を頂きました。

image58こちらは半艶黒で、2セットでのご依頼となっています。

同じ作業内容の物であれば2セットで20%オフ、3セット以上で30%オフの複数割引が適用されますので纏めてのご依頼がお得です。

この他マイクやヴィオラのカーボンケースなど楽器関係の施工例が多くなって来ましたので、いずれこれらをまとめた楽器専用のサイトを作ろうと思っております。