ホンダモンキークラッチカバー結晶塗装 本塗り

monkey3 こちらも大変お待たせしました!ホンダモンキーのクラッチカバーとダイナモカバーは少し前から作業を始めておりまして、無事本塗りまで完了しておりますのでご安心下さいませ。

まずは素地調整としてサンドブラストをクラッチカバー全体に掛けます。

monkey4 こちらのダイナモカバーは元々塗装がされていたので腐食はしていないのですが、文字の隙間などに旧塗膜が若干残っているのでこちらも一緒にサンドブラストを行う事にしました。剥がれかかった塗膜が残っていると厄介ですからね。

monkey5 と言う訳でサンドブラスト作業完了です。

monkey6 その後「リン酸処理→洗浄→マスキング」といった作業を行います。手前のダイナモカバーは一部に傷があったのでサンダーで削っておきました。

monkey7 プライマーを薄く2コート塗布します。

monkey8 続けて結晶塗装の黒を塗り、140℃~170℃くらいの熱を掛けて硬化させます。

monkey9 結晶塗装の縮れ目は塗膜が硬化していく過程で発生し、また塗料自体もメラミン系なので1液性ですが熱を掛ける事によって硬化反応を起こします。

通常自動車補修で使う塗料は2液ウレタン系の塗料は塗料を作成してからのポットライフ(可使時間)が決まっていますが、結晶塗料のような熱硬化型の塗料はスプレーガンに入れっぱなしでも大丈夫です。

メリットデメリットはそれぞれあるので一概にどちらが良いとは言えなく、どちらも無ければ困るといった感じですかね。この辺は水性塗料も然りだと思います。

monkey11クラッチカバーにある小さな凸文字は、やはりと言うか結晶塗装の凸凹に埋まり気味なので、これを研磨して光らせるのは難しい模様です(なので今回は行わない事になっております)。

monkey10こちらのダイナモカバーは「HONDA」の文字と、右側にある4本のフィンラインを(当初3本と間違えておりました!失礼しました)削って光らせ、最後のクリアーを筆で塗っておきます。

ちなみにてっきり「HONDA」の文字部分かと思い込んでおりましたが、恐らくその上下のフィンも一緒に面研をご希望されていたと思いますので、後程改めてメールにてご確認させて頂きますね。こちの作業は来週中に行う予定です。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!