BMW RnineTヘッドカバー結晶塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたBMW Motorrad R nineTのシリンダーヘッドカバーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様なグレーメタリックの艶消し仕上げだった物に、

土台部分をブルーパール+黒の結晶塗装、

カバーパネルには青の結晶塗装+ブルーパールの色で塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

今回はフィンの部分は削らずそのままの仕様で承っております。

土台とカバーを組み合わせてみました。

黒ベースに青色となると、同社R1200GSアドベンチャーのカラーリングを彷彿とさせますね。

ボルト取り付け部の4箇所はガスケットが固着してしまうという事で結晶塗装は塗らず、代わりにいつものようにプライマー&ベースコートの黒を極薄膜に塗ってあります。

溝が入っているこちら側が下になるかと思います。

違うカメラ(コンパクトカメラ)を使って近接撮影も行いました。

フィンの隙間の溝は気にしないで塗ると塗料が入らないので、ノズルパターンを細くして一本ずつ丁寧に塗りました。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

BMW RnineTヘッドカバー 本塗り

先日お預かりしておりましたBMW Motorrad R nineTのシリンダーヘッドカバーパネルです。

片方のカバーと土台には傷があるので、

ダブルアクションサンダー#120→#180で研磨して均します。

その後足付け処理の為にサンドブラストを行います。

ちなみに当店にある吸い上げ式のサンドブラストでは塗膜を剥がす程の威力は無く、ただブラスト専門店にて強力な直圧ブラストを御願いする場合も現在は結局塗膜は剥がしてからの受付となっていますので、そのまま発送するという事はありません。既存の塗膜を全部剥がすのは結構な手間(コスト)が必要なのです。

ブラスト作業後、全体をシンナーで洗い流す様にして脱脂洗浄を行い、

まずはプライマーを塗ります。

プライマーは金属が露出した箇所のみで良かったのですが、塗って悪い事は無いので一応全体に薄く塗っておいています(目では見え難い角とかで金属が露出していた場合を考えて)。

また今回はヘッドカバーのボルト取り付け部には結晶塗装はしないよう承っていますので、その部分にはベースコートの黒を薄膜で塗っておきます。

同様にカバーパネルの裏側にもベースコートの黒を塗っておきます。特に機能上良くなるような事は全く無く、単に格好良く見える為だけですね。

ボルト部分4箇所をマスキングします。同じ物を扱うなら決まった事をやるだけなので簡単なのですが、毎回違う物となるとそれぞれに対応しなければならない為、各サイズにカットしたマスキングシートを予め用意しています。

蓋は板の上にネジで固定しておきます。

土台となるヘッドカバーは黒に若干のブルーパールを入れた色で、

カバーパネルはブルーにブルーパールを入れた仕様で承っています。

まずは土台のヘッドカバーを塗ります。

塗料が入り難い部分(溝や穴)は先に塗っておき、その後全体に4~5コートを塗り重ねています。

その後熱を掛けて結晶目を出しつつ、カバーパネルの塗装を行います。

どちらも塗り終わったら一緒に140℃程度の熱を掛けて焼付けます。

ぱっと見は黒にしか見えませんが、

若干のブルーパールが入っているので通常の黒とは違った見え方となります(と言っても知らないと判らないレベルですが)。

この時点で結晶目は出ていますが、塗膜は若干柔らかい感じがするので、後日今度は恒温機で120℃30分程の熱を掛けて二度焼きを行います。

ただこれだけで熱を掛けるのは勿体ないので、他に熱を入れたい物が出来たら一緒に行う予定です。ちなみに通常のプラスチックパーツ(テールランプ等)に120℃の熱を掛けると変形してしまいますが、恒温機は保温性が高いので加熱が終了して70℃くらいに温度が落ちた時に扉を開けて追加したい物を入れるとその後60℃前後で40分程の熱を掛けられたりします(気温が低い冬場は追い焚きをしたりします)。

今回は凸部を研磨する作業が無いので、2度焼きを行って数日寝かしたら完成となります。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW RnineTヘッドカバー塗装承ってます

先日到着しておりましたBMW Motorrad R nineTのシリンダーヘッドカバーパネルです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容は結晶塗装で、こちらの土台部分は「黒+ブルーパール」に、

この時の色ですね。

こちらのカバーパネルは、「ブルー+パール」の色で承っております。

この時の色ですね。

多少傷が付いているので、そちらは研磨して均しておきます。

尚、今までの施工事例ではフィン部分を研磨してアルミ素地を光らせていましたが、今回はそれは行わず「塗りっぱなし」の仕様となります。一応以前施工した時の画像も紹介します。

ウェブサイトで紹介しているのはこちらだけですが、その後ディーラー様より直接の御依頼も頂いています。

また今回はボルト取り付け部には結晶塗装は行わず、いつものプライマー塗装&ベースコートの黒を薄膜で塗るようにします。この時と同じような感じですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

BMW Motorrad R nineT Engine cover

BMW Motorrad R nineTのシリンダーヘッドカバーに結晶塗装の黒を施し、フィンを切削研磨してアルミ地を光らせました。

元々はこのような状態で、

フィンの上部は丸まって、そのまま塗られている状態となります。

頂いた画像を参考にフィン部を研磨します。この時点では#120の粗研ぎとなります。

その後サンドブラストを行って足付け処理を行います。

フィンのパネルは裏表行います。

その後しっかり脱脂洗浄し、

プライマーを塗布します。

カバーパネルの裏側にベースコートの黒を塗布し、

表面にリンター=黒の結晶塗料を塗布します。

その後140℃~170℃程の熱を掛けると、

結晶目が現れます。

後日恒温機で120℃30分程の熱で二度焼きを行います。

 フィンの周りをマスキングし、

研磨して光らせます。最終番手は#800となります。

そのままだと表面が曇ってしまうので、

腐食(酸化)を遅らせられるよう、クリアーを塗っておきます。この後60℃40分程の熱を掛けてさらに数日寝かします。

そして完成です。

フィンの幅が揃うよう、調整して研磨しています。

こちらのページでその他の完成画像も紹介しております。

その後これらの画像を見られたディーラー様からご依頼も頂いております。

VMAXヘッドカバー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたヤマハVMAXのヘッドカバー塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はグレーメタリックとアルミ素地にクリアーが塗られていた状態で、ぱっと見は綺麗なのですが、

クリアーの下で腐食が発生している為、既存の塗膜は全て剥がし、サンドブラスト処理を行ってからの上塗りとしています。

色は濃い目のグレーの結晶塗装となります。

この画像だと黒にしか見えませんが、

ボルト穴周りに塗った黒と比べるとグレー色なのが判るかと思います。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

尚、先にお預かりした同車のウィンカー関係の塗装は既に完成・発送済みで、「写真では見ていましたが、実物は想像以上に素晴らしい仕上がりでした」とのお言葉も頂戴しております。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご贔屓頂きまして誠に有難う御座いました!