S-WORKS ディレイラーステー塗装

sworks30先日本塗りを終えていたS-WORKSのカーボンフレームです。

sworks31塗装後に一晩自然乾燥させ、その後恒温機に入れて60℃40分程の強制乾燥を行います。

sworks32その後全体をポリッシュし、さらに数日寝かします。

sworks26 フロントディレイラーのステーは元々艶消しの黒で、本来であれば取り外したいところなのですが、固定がリベット止めの為、取り付け時にカーボンが割れてしまうリスクを考えて今回はそのままの状態で塗装しました。

sworks27 ベースコートの黒に数%程の硬化剤を入れ、ステー部の塗装が完了です。

sworks28 さらにこの後60℃40分の熱を掛けました。

sworks29完成はさらに数日寝かしてからとなるのですが(梱包と運送時は塗膜にかなりのストレスになりますので)、その前に最終重量計量を行いました。それぞれご案内いたしますね。

・最初の状態・・・1138.3g

・旧塗膜剥離後・・・1057.2g

・サフェーサー塗装&研磨後・・・1112.9g

・キャンディーグリーン下塗り後・・・1148.1g

・最終重量・・・1183.4g

となります。

今回はキャンディーグリーンの塗装とロゴをそれぞれ分けて塗っているので、実際のところ「2台分」の上塗り塗装となり、その分重量は上がってしまっています。ベースカラー(車体色)とロゴを一度に塗っていればほぼ新車時と同じ重量で納まったという感じですかね。

またサフェーサーもかなり塗っていますのでこれも重量増の理由の一つですが(ウェットコートで6回は塗っています)、それの研ぎによって全体のラインを整えていますので、重さの対価としてその美しいラインを感じて頂ければと思います(艶消しだと判り難いのですが、新車時のラインは結構凸凹しています)。ちなみに私の塗り方だと自転車フレームの上塗り塗装重量は約35gと言う事が判りました(笑)。

尚、実物の塗色はどの画像よりも美しく格好良いですので、せめて完成時の撮影ではそれに近く写せるようにしたいと思います(と言ってもオーナー様が実物を見れば一番手っ取り早い訳ですが)。

どうぞもう少々お待ちくださいませ!