ポルシェメーターカバー塗装承ってます

先日到着しておりましたポルシェ991用のメーターカバーと内装部品です。こちらのオーナー様は以前ポジションライトやテールランプ一式をスモーク塗装でご依頼頂いておりまして、今回はこちらを内装部品の近似色で塗装ご依頼承っております。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

部品は新品で、黒に近い焦げ茶色に艶消しクリアーが塗られた状態です。

 実際に装着するとこんな感じです。

ちなみに塗装屋さんなら判ると思いますが、このメーターカバーを単体で塗装してこの内装色に色を合わせるのは至難の作業です。少し位置が離れていれば多少色が違っても分かりませんが、車体と同じく同一ラインでピッタリツライチとなっている為、少しの色違いでもとても目立ちます。

なので通常であればしっかりとした調色作業をした上で隣接するパネル(今回だと土台のパネル)に色(ベースコート)をボカし、クリアーは全面に塗るという作業が正解となります。

ただそこまでの作業をするとメーターカバー一つで相当のコストになってしまう為、今回は多少の色違いはご了承の上で「近似色」として対応させて頂く事にしました。

ただこれについては今回少し考えている事もあって、ただその辺は少し仕事外的な作業となる為、こちらでは無く社外記の方で紹介すると思います。

ちなみに内装部品の裏側を見るとこちらは若干艶があり、如何にもプラスチックと言うチープ感が見受けられます。色は外側と同じなので、恐らくこの部品は質感を良くする為に「外側に艶消しクリアーを塗っただけ」の仕様かと思われます。

製造メーカーはエコ推進環境政策のドイツですから、VOC排出低減と言う観点からしてこういう事をするのも判る気がしますが、ただこれを今回のように塗装(顔料)で再現するとなるとかなり厄介です(着色樹脂と塗装ではまるで違いますので…)。

と言う事も含め今回はこの色について少し検証してみたいと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度も当店をご贔屓頂き誠に有難う御座います!