こちらは先日完成~お納めしたF50のブレーキキャリパーで、今回はこちらの案件を纏めて施工例のページを作ろうと思っていたのですが、その前にブレーキキャリパーの下地処理について改めて紹介しておこうと思った次第です。
(その後施工例のページに作業内容を纏めた記事を作成しました。)
ブレーキキャリパーの塗装をする際、下地処理についてはいつもブレーキ専門の方に委託していて、お願いしている作業は「洗浄→マスキング→サンドブラスト処理→脱脂洗浄→マスキング」といった内容となります。またご希望のよってオーバーホールなどにも対応してくれます(ただしブレンボに限ります)。
PRO_Fitが小物の塗装を専門として始めた最初の頃は、知人の自動車板金塗装工場に間借りで営業をしていて、そこに私と同じような形で居たのが今も作業をお願いしているブレーキ屋さんです。
よく海外に行っては向こうでブレーキキャリパーを買い付け、上記のような凄い数のキャリパーを持って帰って来たり宅急便で工場宛に送っていたりしました。
そのままでは着けられない車体にはジュラルミンのブロックをフライスで削り、
ブレーキキャリパーを再塗装する際は、新品の場合もサンドブラストを行って、既存の塗膜は全て剥がしていました。と言うのも、新品時に塗られている塗装は経年で剥がれてしまうからです(主にクリアーの層間剝離)。
多い時には1ターンで3台分、12個同時に塗装したりもしていました。
それぞれの作業内容は貼られたメモ(仕様書)通りに塗るだけなので、数は多くても作業的には非常に楽でした。また費用もその分低く抑えられています。
とにかく相当の数を塗らせて貰った事と、一番大変な下地処理(サンドブラスト作業)は私はやらなくて済んでいた為、今まで苦手意識があったブレーキキャリパーの塗装はこれをきっかけに改善できたと思っています。
ちなみにですが、昔のディーラー在籍時にはブレーキキャリパーを塗った事は一度もありません(そもそもフロントで受け付けていなかったと思います)。
来週はイエローに塗ったF50のブレンボキャリパーが装着された画像も紹介出来ると思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!
↓その後施工例のページを作りましたので、宜しければご参照下さいませ。