レガシィフロントグリル 本塗り

 先日サフェーサーを研いでおいたレガシィ用のステンレス製フロントグリル(のフィン)です。

 ネジの固定用に嵌め込まれたプラスチック部分は高くなっていて、サフェを研ぐ際にペーパーが当たって下地が露出しているので、

 スポット的にプライマーを塗布しておきます。

 続けてベースコートを塗布します。色は色見本帳からアルファロメオの「GRIGIO TOURIN」(カラーコード:585A )、クリアーは高品位な「クリスタルクリアー」をご指定頂きました(有料オプションとなります)。

ベースコートの肌はそのままクリアーの仕上り(艶)に影響されるので、極力ウェットに塗り、平滑な肌になるようにします。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。クリアーを塗った直後は肌が伸びている状態なので、車体に装着された状態と同じようにしてクリアーの肌が平滑になるようにします。

車を塗っている頃は「小物だから早めの硬化剤で良いだろう」と思って塗っていましたが、今は小物がメインなので塗り方(材料の使い方)が大分変りました。

具体的には、この時期であればハードナー(硬化剤)は「5-25」(5℃から25℃の間に使うと良いかも!と言う意味)を以前は使っていましたが、今はそれよりも乾燥硬化の遅い「15-30」を使っています。

 ちなみに乾燥硬化を早めにするメリットとしては「垂れ難い」「ゴミが付きにくい」「フラッシュオフタイム(待ち時間)、セッティングタイム(硬化時間)が短くなるので作業が早く終る」と言う点で、複数人居る現場では「ブース待ち」と言う問題から塗った物を早めに動す必要がありますが、一人でやっている今の環境ではこの辺は関係無く、余り労せずに仕上り重視に出来ていると思います。塗って直ぐに熱を入れるのと次の日にするのでは、クリアーの仕上りはやはり違いますので(ただし車体のように塗装後に磨き作業を必須としていればそこまでは気にする必要はないというレベルではありますが)。

意外にも「塗った直後の艶そのままで仕上がる」と言うのは難しく、小物の塗装ではこの辺に重きを置いています。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。組み付け作業もあるので少し先になるかも知れませんがどうぞもう少々お待ち下さいませ!