レガシィフロントグリルメッキ枠塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスバルレガシィBN9の純正フロントグリルのメッキ枠です。

塗装した物は画面下のメッキモールのみで、本体部分は純正のままの状態となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は装飾クロムメッキの状態で、いかにも純正っぽいイメージでしたが、

フチが黒くなる事でかなり雰囲気が変わったと思います。

 色は黒で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

 立てた状態にしました。

 ちなみにフロントグリルを後ろで支えているのは、産業廃棄物の副産物で出来たポリエステル樹脂の塊です。凄く便利な使い方を見つけてしまいました(笑)。

 メッキを剥がさずに塗装していますが、塗膜の強度(密着性)は通常の塗装と同様とお考えいただいて大丈夫です(補修の際もフェザーエッジが出せる程になっています)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

スバルレガシィ フロントグリルメッキ枠 本塗り

先日サーフェサーを塗っておいたスバルレガシィBN9の純正フロントグリルのメッキ枠です。その後60°40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、表面にはベースコートの黒をパラパラと塗ってガイドコートとしておきました。

自動車補修用に使うサフェは主に2液ウレタン製で、模型などに使うラッカーサフェに比べると固い為、ペーパーだけで研ごうとすると「肌」がそのまま残ってしまうので、必ず当て板を使って研ぐのが必須となります。ちなみに自動車ボディやパーツにラッカーサフェを使うという事はまずありません(色々と問題が起きます)。

#600→#800の耐水ペーパーで水研ぎをし、その後当たりのソフトな布状研磨副資材(アシレックスレモン)でペーパー目を均します。

耐水ペーパーしか無かった時代は#1000~#1500を多用していましたが、それでもペーパーの当て方によっては深い傷が入ってしまうので、使い古しのペーパーなどを大切に残しておいてそれを最後に使ったりもしていました。

その後良く清掃し、台にセットします。

一般的な車の塗装屋さんだと、そのまま塗装台(パイプ状の台)に直置きをして塗るのが基本ですが(私もそうでした)、今の小物塗装屋になってからはこの辺に気を遣うようになりました。車体に装着してしまえば見えなくなるのでそれで良いのだと思いますが、部品単体で渡すとなると、やはり見えない所も綺麗に仕上げたくなってしまうのです。

よく脱し清掃し、まずはベースコートの黒を塗布します。

 よく乾燥させた後、クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」となります。

車体を塗っていた頃は「新車肌の再現」に重きを置いていましたが、今は極力塗り肌の無い仕上がりにしたいので、硬化剤とシンナーは遅めの物を(車体を塗っていた頃より遅目にしています)、またガン距離を極端に近くする事でレベリングし易いような塗り方となっています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60°40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルレガシィ フロントグリルメッキ枠塗装承ってます

 先日到着しておりました、スバルレガシィBN9の純正フロントグリルです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 塗装するのは枠のメッキ部分だけで、こちらを艶ありの黒、クリアーは高品位な「クリスタルクリアー」への変更で承っております。

今までにも同じようなご依頼がありますので、そちらも紹介をさせて頂きますね。

こちらも元々はフチとセンターモールがメッキでしたが、スバル純正色の「クリスタルブラックシリカ」(カラーコード:D4S)に塗装しました。こちらの記事から他の画像も見れますので宜しければご参照下さいませ。

 枠はネジと爪で固定されているので、それらを外し

枠のみの状態にします。

部品の素材はABS樹脂ですが、表面は装飾クロムメッキで覆われているので、そのまま色を塗っても(上塗りをしても)塗料は密着しません。

または「密着剤」と言うスプレー糊のような物を使って安易に塗られたりもするのですが、それだと「面」でしか着いていないので密着性は著しく弱く、飛び石で無用に塗膜が剥がれたり、経年の劣化によりペリペリと剥がれてきたりします。ですので当店では密着剤は使わず、メッキ素地専用の下地処理を行ってからの上塗りとしています(ただしその分コストが上がるので、当店にご依頼頂く方は恐らくこれまでにそういった嫌な思いを既にされている方なのでは、と思っています)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

レガシィフロントグリル塗装 完成

 先日本塗りを終えていたレガシィ用ステンレス製フロントグリルです。

 ネジは白い粉を噴いたようになっていたので艶消し黒で塗っておきました。

 分解前に記したメモと画像を確認しながら元の通りに組み付けていきます。

こちらは元々ザラザラだった裏側ですが、表面同様の艶々に仕上がっています。

 そして完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介しますね。

 今回はミラーウィンカーのスモーク塗装も一緒にご依頼頂いておりまして、そちらは先日完成しております。

元々の塗装はステンレス素地に直接スモーククリアーが塗られていて、所々ペリペリと剥がれて来ていました。このような塗装の場合(金属に直接上塗りを行った場合)、最初の頃は密着剤や塗料の性能で大丈夫そうに見えるのですが、経年でその効果が落ちるとこのように簡単に剥がれて来ます。塗っている人も判っている筈なのですが、コスト上で仕方のない所もあるのだとは思います。

 色は予めお貸出しした色見本帳の中から選んで頂きました。

 メタリック粒子の輝きが強いグレー系の塗色で、アルファロメオ「GRIGIO TOURIN」(カラーコード:585A )、クリアーは高品位な「クリスタルクリアー」の仕様となります。

画像だと上手く伝えられないのですが、現在車体に塗られている塗膜より美しく感じられるかと思います。

 自然光だと上手く艶が表現出来ないので改めて室内でも撮影してみました。

こちらの方が艶具合が判り易いかと思います。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も当店をご利用頂きまして誠に有難う御座いました!

レガシィフロントグリル 本塗り

 先日サフェーサーを研いでおいたレガシィ用のステンレス製フロントグリル(のフィン)です。

 ネジの固定用に嵌め込まれたプラスチック部分は高くなっていて、サフェを研ぐ際にペーパーが当たって下地が露出しているので、

 スポット的にプライマーを塗布しておきます。

 続けてベースコートを塗布します。色は色見本帳からアルファロメオの「GRIGIO TOURIN」(カラーコード:585A )、クリアーは高品位な「クリスタルクリアー」をご指定頂きました(有料オプションとなります)。

ベースコートの肌はそのままクリアーの仕上り(艶)に影響されるので、極力ウェットに塗り、平滑な肌になるようにします。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。クリアーを塗った直後は肌が伸びている状態なので、車体に装着された状態と同じようにしてクリアーの肌が平滑になるようにします。

車を塗っている頃は「小物だから早めの硬化剤で良いだろう」と思って塗っていましたが、今は小物がメインなので塗り方(材料の使い方)が大分変りました。

具体的には、この時期であればハードナー(硬化剤)は「5-25」(5℃から25℃の間に使うと良いかも!と言う意味)を以前は使っていましたが、今はそれよりも乾燥硬化の遅い「15-30」を使っています。

 ちなみに乾燥硬化を早めにするメリットとしては「垂れ難い」「ゴミが付きにくい」「フラッシュオフタイム(待ち時間)、セッティングタイム(硬化時間)が短くなるので作業が早く終る」と言う点で、複数人居る現場では「ブース待ち」と言う問題から塗った物を早めに動す必要がありますが、一人でやっている今の環境ではこの辺は関係無く、余り労せずに仕上り重視に出来ていると思います。塗って直ぐに熱を入れるのと次の日にするのでは、クリアーの仕上りはやはり違いますので(ただし車体のように塗装後に磨き作業を必須としていればそこまでは気にする必要はないというレベルではありますが)。

意外にも「塗った直後の艶そのままで仕上がる」と言うのは難しく、小物の塗装ではこの辺に重きを置いています。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。組み付け作業もあるので少し先になるかも知れませんがどうぞもう少々お待ち下さいませ!