先日本塗りを終えていたレガシィ用ステンレス製フロントグリルです。
ネジは白い粉を噴いたようになっていたので艶消し黒で塗っておきました。
分解前に記したメモと画像を確認しながら元の通りに組み付けていきます。
こちらは元々ザラザラだった裏側ですが、表面同様の艶々に仕上がっています。
最初の状態も紹介しますね。
今回はミラーウィンカーのスモーク塗装も一緒にご依頼頂いておりまして、そちらは先日完成しております。
元々の塗装はステンレス素地に直接スモーククリアーが塗られていて、所々ペリペリと剥がれて来ていました。このような塗装の場合(金属に直接上塗りを行った場合)、最初の頃は密着剤や塗料の性能で大丈夫そうに見えるのですが、経年でその効果が落ちるとこのように簡単に剥がれて来ます。塗っている人も判っている筈なのですが、コスト上で仕方のない所もあるのだとは思います。
メタリック粒子の輝きが強いグレー系の塗色で、アルファロメオ「GRIGIO TOURIN」(カラーコード:585A )、クリアーは高品位な「クリスタルクリアー」の仕様となります。
画像だと上手く伝えられないのですが、現在車体に塗られている塗膜より美しく感じられるかと思います。