BMW R1200RSパニアケース サフェ入れ

 先日分解作業を行っていたBMW R1200RSの純正パニアケースカバーです。

 塗装しない個所を、養生紙(ロールマスカー)を使ってマスキングします。フチが見えるので昔のパニアケースと比べるとちょっと厄介ですかね。

擦り傷は凹みと違い、見た目よりも損傷範囲が大きい場合が殆どです。

見た目は大丈夫そうでも怪しい部分は後で問題が出るので(ブリスター)、研磨範囲はどうしても大きめになります。

 #120→#180→#240→#320(クッションパッド使用)といった順番で傷のあった個所をダブルアクションサンダーを使って研磨し、さらに全体を#320相当(アシレックススカイ)で足付け処理します。

 よく脱脂清掃し、エアーブローをしたら、

 素地が露出している箇所にプラスチックプライマーを塗布します。

その後、傷があった個所にはサフェーサーを5コート程、軽くペーパーが当たっている個所は2コート程ぬります。

元の傷からするとかなり大きな範囲になっていますが、飛び石や擦り傷の修理では大体このような感じになります。車(四輪車)の場合だと、ボンネットにある小さな凹み一つの為に、それとは関係の無い飛び石傷全てを修理して研磨~サフェーサーはボンネット全面に!なんて事も珍しくはありません。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

尚これとは別件の、NDロードスターの内装パーツも並行して作業していますので、そちらの後程紹介しますね。