先日下準備を行っていたアルファロメオ147GTA のフロントウインカーとリアバンパーリフレクターレンズです。
よく脱脂処理をし、まずはプラスチックプライマーを塗布します。
濃度は「標準濃度」で承っていますので、比較的しっかりとスモークを塗り込んでいきます。
先ほどの画像と同じ物ですが、光が当たるとレンズの内部で光が反射して明るくなります。
ウィンカーレンズは内部に反射板が入っていないタイプなので、先ほどのリフレクターレンズと同じように塗ると真っ黒になってしまいますから、それぞれ同じような感じになるよう少しずつスモークを塗り重ねて濃さを合わせていきます。
濃度が決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!
今回のターンではクリアーは全て高品位なタイプの「クリスタルクリアー」となります。
塗装によって素材の質感が向上するのはスモークのお陰では無く、クリアーの樹脂成分によるものです。同じメーカーでもクリアーにはチープな物からさらに高品位な物まで色々とあります。
こちらの日記では失敗したケースなどを紹介していませんが、レンズ系の塗装は色々と罠のような事項が潜んでいて、普通の塗装と違って中々スリリングな作業でもあります(なので作業中によく叫びます)。今回のこちらのウィンカーレンズも大変な事が起こりそうでしたが、無事回避出来ましたのでご安心下さいませ(技術的な事では無く被塗物側によるもので、塗ってみないと判らない事なのでミスと言う訳ではありません)。