VMAXダクトカバー下準備

 先日お預りしておりましたYAMAHA VMAXのダミーダクトカバーです。

その後溶剤槽に浸け置きし、旧塗膜を剥離していました。

 溶剤槽は使い終わって捨てる前の廃シンナーを貯めているだけなので、剥離剤程の効果は無いのですが、長く浸けておけば塗膜が柔らかくなるので、ワイヤーブラシで擦ってはまた浸けてを何度か繰り返して塗膜を剥がします。

 一回30分くらいの作業を3回程繰り返すと、

 こんな感じで塗膜を剥がす事が出来ます。

 ただ細かい箇所に少し塗膜が残っていたので、その後サンドブラスト処理(軽め)も行う事にしました。

 その後#120のペーパーと当て板で凹み文字の周りを研磨します。

恐らくは新品時にベルトサンダーを使っていて、文字の周り(特に縦目)が変に削れて歪のようになってしまっている為、この時点である程度平らになるように削っておきます。

 さらにその周りをダブルアクションサンダー#120で低くし、全体を均します。

その後よく脱脂洗浄し、

 まずは裏側にプライマーを塗布します。

 さらにひっくり返して表側にもプライマーを塗り、

 続けてサフェーサーを塗布します。

凹み文字の部分にサフェを塗るのは出来れば避けたかったのですが(塗装屋さんなら間違いなくそう思う筈です)、文字の周りを一段嵩上げしたかったので、多少控えめにしつつもしっかり塗り込んでおきました。

ただこうなるとサフェの肌目が残るので、後程凹み文字の内側も当て板を使ってしっかり研ぎ付けるようにします。

この後は一晩以上自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!