日産ノート ルーフアンテナ 本塗り

 先日お預かりしておりました、日産ノートに取り付け予定の社外品ルーフアンテナ(恐らくはビートソニック社製)です。

元々白に塗装済みの状態で、頂点部にタッチアップされた跡があったのでその部分を取り除き、全体を#800相当の研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理をしておきました。

 簡単に下地が出てしまうのは塗膜が柔らかいせいと、またクリアーは塗らない「1コートソリッド」の仕様だからだと思います。その他の部分も足付け処理をしているだけで下地が露出してしまいました。まるで職業訓練学校時代の教室の中のようです(当時は関ペの「PG80」なる塗料を主に使っていて、ちょっと磨くと下地が出てしまい、教室の中では塗装した物を磨く生徒がいたる所で下地を出して阿鼻叫喚の状態でした・・・)。

 下地が露出していた箇所とフチ~裏側にプラスチックプライマーを塗布し、続けてベースコートを塗ります。色は日産純正のホワイト(カラーコード:QAY)となります。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」で、基本的に外資系の塗料は粘度が高く肉厚も付きやすいので、磨いていて下地が出る(!)なんて事は通常ありません。

昔、ディーラーの内製工場で働いていた時にはDUPONT社の塗料を使っていて(当時使っていたクリアーは690S。現在の696Sの前身)、その感覚のままアルバイト先の町工場でパナロックのクリアーで塗った物を磨くと、やはり柔らか過ぎて下地を出してしまう!なんて事を何度かやらかしました。そもそもクリアーに熱を掛けない!(冬場でも自然乾燥)とか、国産の塗料には色々衝撃的だった記憶があります。

 

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

先に本塗りが終わっているメッキフォグカバーと一緒に後日紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!