日産スカイライン エンジン補機類 下準備

 先日お預かりしておりました日産GT-R BNR32のリザーバータンクとウォッシャータンクです。モーターを外すと壊れてしまう可能性があるのでそちらはマスキングで対応しています。

 素材はPP=ポリプロピレンで、今回はこのまま上塗り(艶消し黒)を行うので、深い傷が入らないよう(そして毛羽立たないよう)ウォッシュコンパウンドとスコッチ、ナイロンブラシを使って足付け処理を行います。

 この後よく洗浄して乾燥させ、

リザーバータンクは中の残量が判るよう、一部を残すようにします(艶消しクリアーは塗ります)。

取り敢えず大体の感じでカットした物を貼ってみてサイズを確認し(この後10ミリ長くしています)、

 改めて枠だけの形にカットしました。

これの理由としては、

MIXとMAXの文字が丁度中心になるよう判り易くする為と、マスキングシートが浮いてしまわないようにする為です。

PP製のマスキングシートはフチがシャープに仕上がる反面、ちょっとした凸凹でも剥がれて浮いてしまうというデメリットがある為、段差の部分を避けるようにしなければなりません。なので山部分もカットします。

 その後中心部分を普通のマスキングテープ(和紙タイプ)で覆い、

カットした山の部分も貼っておきます。一般的なマスキングテープ(和紙タイプ)ならこういった凸凹でも馴染むので、それぞれを使い分けて行います。

この後の本塗りでは、まずプラスチックプライマーを塗布し、ベースコートの黒を塗装、その後このマスキングを剥がして再びプラスチックプライマーの塗布、その後艶消しクリアーを塗ります。

他にもインマニとステー、オイルキャップも下準備がありますのでそちらも順次作業しておきます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!