RB26エンジンパーツ一式 素地調整

先日お預かりしておりました日産RB26エンジンパーツ一式です。アルカリ洗浄槽に数日浸けて油分を取っておきました。

バッフルプレートに着いているガスケット(シーラー)等を取り除きます。

プラグカバーとタイミングベルトカバーの裏に塗ってあるシーラーは再利用する為、カッターで丁寧に剥がして保管しておきます。

この後よくエアーブローをして水気を飛ばし、よく乾燥させたら溶剤槽に浸け込みます。

その後一週間毎に出してはワイヤーブラシで擦ったりし、一か月程掛けて塗膜を剥がしました。

溶剤槽は、スプレーガンを洗浄した際に廃棄するシンナーを貯めておいた物で、剥離剤程のような威力は無いのですが、時間さえ掛ければ無用にゴミを出さなく、とても重宝しています。

所々菌糸状に腐食が出ています。

サージタンクは塗装がされていなかった裏側の腐食が酷いです。

通常パイプ取り付け部はマスキングして塗らないようにするのですが(アルミ地を残すのですが)、今回はここも腐食が酷いので一緒にサンドブラスト、プライマーを塗っておくようにします。

こちらのメッキも劣化しているので同じくサンドブラスト&プライマーを塗っておくようにします。

こちらのタペットカバーホースパイプ部も塗り直します。

ブラストボックスに入れて、

サンドブラストを行います。

サージタンクは腐食が酷い片側だけと考えていましたが、

両面(全面)当てておく事にしました。

プラグカバーも程度が良かったのでリン酸処理のみと想定していましたが、

結局全部のパーツでサンドブラストを行っておきました。

シーラーはシンナーやサンドブラストでは取れないので、溶剤槽に入れる前にしっかり除去してあります。

この後はリン酸処理~洗浄を行い、本塗りに備えておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!