スバルXV内装オーディオパネル 本塗り

先日サーフェサーを塗り、小物入れ部分の内側をウェットオンウェットで1コートソリッドの黒(STANDOX 2Kエナメル)を塗っておいた、スバルXVの純正オーディオパネルです。

ポケットの内側を塗っておいたのは後に行う本塗りの際、出来るだけ塗り肌の仕上がりを良くする為で、こういった袋状になった部分はエアーの吹き替えしにより肌が荒れやすく(ザラザラになり易く)、なので予め色(黒)を塗っておいてベースコートを少なくて済むようにしています。

正面は成型地に出来た歪が激しいので、当て板を使ってライン出しを行います。

最後は#800~#1500でペーパー目の目消し&足付け処理を行います。ポケット内部の谷ライン&四隅はヘラと布状研磨副資材(アシレックスレモン)を使ってしっかり当てておきます。

最後によく洗浄しておきます。

台にセットします。モニターが入る開口部はフチまでしっかり塗れるよう、隙間を大きくして裏側からも塗り易くしておきました。

よく脱脂清掃し、素地が露出した部分にプラスチックプライマーを塗布します。

ポケット内部は既に黒くなっているので、ベースコートは1コートのみでOKです。

外側は3コート程塗ってベースコートが完了です。ここで肌を荒らすと幾らその上に美しい肌でクリアーを塗っても後で艶引けしてしまうので、ツルンとした肌にするのが基本となります。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

ここまで狭くて深いポケットになった物は殆ど見た事が無かったので(テーパーの角度もかなり浅いです)、樹脂の金型成型の技術はさらに上がっているのだと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!