スバルエンブレムアクリルプレート(裏黒/表透過青)本塗り

少し前に裏側の青を剥がしておいたスバル純正エンブレムのアクリルプレートです。こちらのメッキ枠とリヤアンダースポイラーは先日に本塗りを完了しております。

表から見た時に背面を黒にするので、裏側から黒を塗装します。

プラスチックプライマーを塗布し、続けてベースコートの黒を塗ります。

この状態で終わりでも良いのですが、

シンナーが飛んだりしたらマズイので(表からその跡が見えたりするので)、念のためクリアーを塗っておきました。

クリアーは2コート塗る必要は無いので1コートのみで終了とし、この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させておきました。

そして後日、表面の作業となります。

表面に飛んだ塗料ミストを#800相当の布状研磨副資材( アシレックスレモン)で削り落し、その後#1300相当の同製品でペーパー目を均します。

台にセットし、表面の本塗りとなります。

まずはプラスチックプライマーを塗布します。

続けて透過性の青=ブルーキャンディーを塗布します。

一度に着色しようとするとムラやダマが生じる為、含有量を減らした塗料を4~5コートに別けて塗り重ねていきます。

使用しているのは以前も同製品に採用したハウスオブカラーのKK-13BURPLEです。若干赤味のある青ですね。

2コート目です。

「こんな感じで濃くなるのか?」と思うかも知れませんが、下地のメッキに反射して色味を表現するキャンディーカラーは二乗していくので、ここから加速してきます。新聞紙を42回折ると月まで届くのと同じような感じですね。

尚、キャンディーカラーはスモークの場合と同様ベースコートの仕様となります。画像だと艶があるように見えますが、この状態だと缶スプレー(ラッカー)と同程度の強度しかありません。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

黒の上にも透明な青が重なっていますが、光が反射しないので黒にしか見えません。

メッキに直接上塗りを行う事は当店では対応しておりませんが(十分に密着せず剥がれてしまう為)、今回のように樹脂(アクリル)に固められた製品であればテールランプの塗装となんら変わりが無いので問題ありません。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めてご連絡を差し上げます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!