素地の状態は悪く無かったのでサンドブラストは行わず、リン酸を使った化成処理後、よく乾燥させてプライマーを塗布します。
結晶目は塗膜の厚みによって変わる為、塗り過ぎた箇所では模様が大きく出て、塗り足りない箇所では結晶目が細かくなり、均一に塗れていないとムラっぽい仕上がりになってしまいます。
しかもそれは塗ってみないと(熱を入れてみないと)判らないという事もあり、美しい結晶目を求めると通常の艶あり塗装よりも難しい内容となります。今回も一度目は上手く仕上げられず、一旦全部洗い流した後にもう一度塗り直しています。