先日お預かりしておりましたいすゞ117クーペのヘッドカバーとオイルキャップです。その後アルカリ洗浄液に浸け置きして油汚れを落とし、
その後溶剤槽に浸け置きしては時々引き揚げて、スクレーパーで削るようにして塗装を剥がしていました。
この型のヘッドカバーに塗られた塗装はかなりしっかりしていて、一度では簡単には剥がれなく、なので何度かに別けて作業をしています。
塗膜の切れ目が出来るとそこから剥がれ易くなるので、ある程度削ったらまた数日浸け置きをしてを何度か繰り替えします。
最後はワイヤーブラシを使って細部の塗装も剥がします。塗装がしっかりしていただけに腐食は見られず、予定通りリン酸処理のみで(サンドブラストは行わないで)大丈夫そうです。
こちらは裏にゴムパッキンが着いていて、取れなさそうだったので溶剤槽には浸け置きが出来ず、
アセトンを垂らしてはスクレーパーで削るを繰り返して剥離しておきました。
こちらは腐食が出ているのでサンドブラスト処理を、その後周りの部分をポリッシュしてアルミ地を光らせるようにします。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!