先日レンズの塗装を行っていたメルセデスベンツW124の純正テールランプです。続けて枠の塗装を行います。
枠は経年劣化でチョーキングのようになっていたので、一旦レンズと一緒にクリアーを塗ってしまい、それを下地とする事でサーフェサーの行程を省いています。
クリアーを塗った箇所はそのままでは新たな塗装は密着しない為、#800~#1300で足付け処理を行います。
プラスチック素地は露出していないのでここでプライマーの塗装は不要です。
このままでも見た目は良いのですが、ベースコートは「着色」の為だけなので、これでは缶スプレーのラッカー系塗料と変わらず、耐久性がありません。
塗り方は艶ありクリアーと同様2コートですが、そこまでの肌は必要無いので7割くらいの乗せ方にしています。
ただし肌を荒らすとムラやダマ、傷が付き易い塗膜になってしまうので、しっかりウェットに塗り込みます。
その後マスキングを剥がしておきます。そのまま熱を入れるとマスキングテープの糊の痕が塗装面に残ってしまうからですね。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!