RB26→RB27タイミングベルトカバー 凸文字作成

 

先日レーザー加工機から切り出したPMMA=アクリル樹脂製の「7」の文字です。これをこのまま貼り付けても多分問題は無いと思ったのですが、今後同じような御依頼もありそうなので今回はこれを基に型を作成し、複製出来るようにします。

端材のアクリル板に両面テープを貼り付け、真ん中辺りに「7」を配置し、周りをブロックで囲います。

使うのはこういったシリコーン樹脂で、いつも使っている塗料と同じく主剤と硬化剤を混ぜて固めます。

ブロック型にシリコーンを流し込み、気泡を除去する為に真空脱泡を行います。

真空脱泡はそれ専用の機器が売っていますが、構造としては非常にシンプルなのでデシケーターは自作しています。

型取り用のシリコーン樹脂は粘度が高い為か、凄い量の気泡が噴き出てきます。

その後24時間程寝かしておくと固まっています(熱は掛けていません)。

ブロックを外して固まったシリコーンを取り出します。

今度はそこにウレタンレジンを流し込みます。余分を削る作業を軽減できるよう、クリアーファイルを切った物を蓋としておいておきます。クリアーファイルの素材であるPP(ポリプロピレン)はそのままでは塗料や接着剤がくっ付かないのでそのまま置くだけでOKです。

最初はエポキシレジンにしようかと思いましたが、今回は被塗物=タイミングベルトカバー自体が樹脂製と言う事で、結晶塗装もそこまで熱を掛けない方法を想定しますから、ウレタン樹脂でも問題無いかと思った次第です。

型から取り外し、これで今回貼り付ける「7」の完成です。この後はこれをタイミングベルトカバー本体に接着します。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!