マウスカバー塗装 完成

大変お待たせしました!先日2回目の本塗りを終えていたマウスカバーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は艶ありの塗装が施されていて、てっきり黒い塗料かと思いきや、黒い着色樹脂にクリアーだけが塗装されていたらしく、その着色樹脂に染料のような溶剤で溶けだす成分が練り込まれていたようです。平面部分は問題無かったのですが、クリアーがしっかり塗られていない箇所=フチで滲み(ブリード)が発生し、2回の塗装を行う事で解消されました。

白はフォルクスワーゲン社の「キャンディホワイト」(カラーコード:LB9A)で、

クリアーは艶消し仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

「つや消し」といっても色々な方法があり、例えばクリアーを塗らないベースコートのままでも似たような見た目にする事は出来ますが、それだと缶スプレー(ラッカーや模型用塗料)と大差ないので、使っている内に擦れて下地が露出したり、触った箇所の艶が出易くなってしまったりします。

今回のような2液ウレタンの艶消しクリアーであれば、自動車ボディの艶消し塗装と同様となりますので、強度についてもそれと同等と考えて頂いて大丈夫です(使っていて擦れて素地が露出するなんて事はまず無いかと思います)。

またクリアーはしっかりウェットで塗り込む事で、シットリとした高級感のある艶消し具合に仕上がっているかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!