先週届いたレーザー加工機が早速業者さんからの塗装の仕事と繋がったのですが、どうも機械の調子に怪しいところがあって、現在初期不良と言うことで基盤の交換を御願いしている所です。ただ全く動かないという事では無いので、まずはレーザー加工に相性の良い素材や厚みなどを検証しています。と言ってもこういった作業は仕事が終わってからなのでそんなに時間は取れないんですけどね。流石に今の時期は０時を過ぎると自転車では辛い訳でして・・・（それ故に最近の帰り道は最高速トライアル状態です。笑）。
画像は１ミリ厚のABS樹脂の板で、最初は溶け過ぎて上手く切れませんでしたが、レーザー出力を調整したりマスキングテープを貼ってみたりで何とか綺麗に切れるようになりました。ABSは塗装との相性が良いので出来ればこれを使いたいと思っています。ただ意外にも１ミリ以下の厚みの物が中々売っていなくて・・・。
あと先日アクリル板でカットしていたベンツのスリーポインテッドスターを今回はスチレンボードでカットしてみました。もしこの案件が実際に依頼されるとなると平面的な二次元では無く立体的な山型の３次元に削って成型する事になるのですが、考えてみればマスター型となる物は強度は必要ありませんから（そこからシリコン型を作って複製します）、だったらと言事で加工性の良いスチレンボートを思いつきました。布団の中で（笑）。
で、実際に本日カットしてみたところこれが中々良い塩梅で、後はこれを元に原型製作用のエポパテを使って成型すれば比較的簡単に立体的なベンツマークが作れそうです。
塗装の仕事がそうですが、一見無駄に思える事も仮説を立てたら実際に試してみて、上手く行かなければまた違う方法を行っての繰り返しで最終的な完成形に近づくんですよね。面倒な事の連続でで凹む事も多いですが、それだけに形になった時は嬉しさも大きいと思います。
ただ新しい基盤が届くまでにはまだ一週間程掛かるらしく・・・（いつもこうなのでもう慣れましたが。笑）。
