こちらは少し前にも紹介したポリエステル系の透明注型用樹脂です。直接仕事に使うと言う訳では無いのですが「透明な成形品」を作るのが子供の頃からの夢だったので購入していました。主にキャンディーカラー用の色見本を作る為に使っています。
ただ購入した物が「ノンパラフィン」だった為か、注型して固まった後にシリコン型から外すのが大変で、本来であれば型に離型剤を塗るのが良いのですが、場所が塗装工場ですし、これから塗装する物にシリコン(実際はシリコーン)が付いて欲しく無かったんですよね。少しでも残っていれば塗料が激しくハジいてしまいますので。
と言う訳でジャジャーンと!!。パラフィンワックスを単体で購入です。
ノンパラの樹脂にこれを入れるとインパラに変わり「カラっと仕上がる」との事で、うーん、こういうのを待っていたんですよ!
購入したパラフィンを主剤に5%を入れ、さらに硬化剤を1.5%入れたら早速ダースベイダーのシリコン型に注ぎます。表面に油の膜みたいなのが浮いているのが気になりますが、これが空気を遮断してくれてベタ付かずに固まってくれるんでしょうね(と言う原理みたいです)。
確かに全体の表面はカラっと仕上がったのですが、折角の透明な樹脂が何故か白く濁ってしまいました。曇りは表面だけかと思ったら、何と芯の奥まで白いです(苦)。
一体どういう事かと思ったのですが、パラフィンを入れると多少白く濁るのは仕方ないらしくて(それにしても濁り過ぎでしょう)、結局改めてノンパラのままで注型する事にしました。もしかしたらパラフィンを暖めてからとか何かしらの技があるのかも知れませんが、まあその辺は今後勉強していこうと思います。むしろこういう失敗は結構楽しいですしね(仕事で無ければウェルカムです)。
ノンパラで作ったダースベイダーは表面どころか樹脂全体がベタベタとしていて、そのせいで型から上手く外せず型を痛めてしまう感じなのですが(既に一個穴が開きました・・・)、まあ型となるシリコントレーは¥1,500くらいなので、離型剤を使うよりかはと言う事でそのまま行く事にしました。
ちなみに型から抜いたダースベイダーを暖めると表面が溶けるような状態になって、多少艶消しっぽかった仕上がりがいつの間にかテロテロの艶々になっていたりします。良いですね~。
これでまた綺麗なキャンディーカラー用の色見本が作れそうです。フフフフフ(病)