排気浄化装置 ベアリング交換

当工場で使っている塗装用の排気浄化装置(一番奥にある物)ですが、

去年の暮辺りからファンの辺りで異音が出ていて、どうやらベアリングに不具合が出てしまったようです。

その後は回転数を抑え気味にして様子を見ていましたが、音が徐々に大きくなってきたので、いよいよ何とかしなければと言う事に・・・。

 と言う事をこの装置を設置してくれた販売店の方(社長)に相談すると、何と新しいベアリングを手配してくれました! 少し前に知り合いを紹介して同じ装置が一台売れた見返りがこれにうちのような場末の工場でも日々が安心して仕事が出来るのはまさにこういった方々のお陰です。メーカーの方、関係者の方々有難う御座いました!

と言う訳で、先ほどの装置からベアリングとファン一式を取り外しました(当然のように作業はDIYです)。

ボルトの頭に錆が出ていたのでちょっと怖かったのですが、意外とここまでは簡単に外れて、ただこれのシャフトとプロペラが固着してしまっていて、それを抜くのにかなり難儀しました。羽根の方を変形させるとブレが出てしまうので、バーナーで炙りながらタガネをくさび代わりにし、ハンマーで叩いて少しずつ抜いていきました。

 手前が異音が出ていたベアリングで、奥が新品です。手で回した感じもかなり違いました。多分中でガタガタになっているのではと。

プロペラ側の穴に残っていた錆はアシレックスを使って綺麗に掃除し、シャフトにグリースをタップリ塗ってプラスチックハンマーで少しずつ叩いて入れました。良い機会だったので羽根はシンナーで洗ってこびり付いた塗料を取り除いています(汚く見えますがこれでも大分綺麗に落ちました)。

取り付けたら諸々の最終チェックをし、電源を入れていざスタート!

てっきり羽根が飛んでくると思いましたが(何故かそう言う事がよくあります)、予想に反して凄く良い感じに回ってくれました。

ベアリングを交換する前まではインバーターの周波数を落として回転数を抑えていましたが、これでようやく全開で稼働可能です。これが止まると仕事が出来ないので本当に一安心です。

参考までにこちらはこの装置を設置してくれていた時の画像です。

今回の原因について担当の方に聞いていただいたところ、こういった症例は今まで無く、ただ設置した最初の頃に激しくベルトのゴムが飛び散ら駆っていた事があったので、恐らくモーター位置の取り付け不良でベアリングに大きな負荷が掛かっていたのでは?と言う事でした。その後モーターとベルトの調整を(自分で)して問題は収まったのですが、その時のストレスが原因だったのかも知れません。

他には水の循環ポンプが時々固着して動かなくなる事もありましたが、配線をコンセントに変えたので取り外しが楽になり、またその原因も判ったので最近は殆ど回避出来ています。

ちなみに固着の原因は結晶塗装と2Kエナメルのベタベタ系なので、いずれこれらは廃止したいと考えています(っていつになったら楽になれるのだか・・・)。

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