インプレッサシフトパネル塗装 完成

imp10こちらも無事最後の小物入れ部分を艶消し黒で塗って完成となります。ちなみに下に塗ってある半艶クリアーがもし完全硬化していないとここでチヂレを発生させたりします。この辺が2液ウレタンを自家塗装で使う場合に難しいところですかね。特に冬場など気温が低い場合には固まっているように見えても実は十分に硬化していないで取り返しのつかないようなトラブルを起こしたりします。ちなみに2液ウレタン塗料(下地用も含む)の硬化には必ず熱を入れます(他はどうか判りませんが)。「自然乾燥」は基本的にはあり得無いのです。

imp9 そしてこんな感じで完成となります。こちらも発送は明日の夕方以降となりますが先に撮影だけ済ませておきました。小さな四角いメクラ蓋 は嵌めこんでおきました。

imp11 本塗り直後の画像からするとさらに艶はしっとりと落ち着いた感じになっているのが判ると思います。周りの艶消し部分との対比が良い感じですよね。

imp12ただしこのシフトパネルはちょっと癖がありまして、ベースコート(黒)とクリアーでは見切っているラインをわざと少しズラしていたりします。

元々塗ってあるシルバーが実はフチから少し食み出た仕上がりになっていて、これは恐らく新車時ではマスキングでは無く何か型に嵌めこんで塗っているのでその時の少しの隙間から色が食み出てしまうのだと思います。本当に少しなので普通は気付かないレベルなのですが、同じくそこで塗装を見切るとなるとその食み出しが非常に気になるのです。

なのでベースコートの黒はそこをきっちり覆うようにして、ただし少しオーバーコートになりますからそこまでクリアーを塗ると変な仕上がりになってしまうのでクリアーは少し戻したラインで見切っています。これの酷いのが小物入れ部分なのであそこは最後に艶消し黒を塗り直している訳ですね。

文章で説明するのはちょっと難しいのですが、まあ違和感の無い仕上がりに出来ているという事でどうぞ御安心下さい。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠にありがとう御座いました!