BMWパニアケース ライン入れ準備

toskan5 現在お預かりしておりますBMWのパニアケースに入れるラインのマスキング方法についてちょっと進展があったので紹介させて頂きます。

上の画像が装着時の状態で、通常はこの蓋の部分を「ボディ同色」にするのですが、今回はこれにさらに白いストライプラインを二本ずつ入れるよう承ってます。

toskan6そのラインがこちらで、タンクにはラインは3本ですがこれを左右に分断させたような形で左右それぞれに2本ずつ、計4本のラインを入れるのです。

平面であればそんなに意気込んでやるような作業でも無いのですが、最初の画像にあるようにパニアケースはあんな形状なので、それを左右対称になんてそんな事がとても人の手で出来るなんて到底思えなかったんですよ・・・。

toskan1と言う事で考えついたのがレーザー墨出し器です(何故か笑)。これなら一発で水平が出せますからどんな形の物でも大丈夫でしょう!と思ったのですが実際はそんなに甘くありませんでした。

toskan2そもそもレーザー墨出し器はそれ自体がどんな状況でも地面(と言うか地球)に対して水平線を出してくれる訳で、そうなると被塗物であるカバーも完全に縦横の水平を出さなければいけません。これがズレとむしろ水平な線が引けないのです。その為のセッティングの方が余程大変ですよね・・・。

しかもこのレーザー線、ちょっと太過ぎるんですよ(苦)。輪郭も滲んだような感じで、これではマスキングテープを貼る目安には不向きなんですよね。今まで余り気にしませんでしが、私的な理想としてはもっとこう髪の毛のような細さをイメージしていましたので・・・。

toskan3と言う事で今回用意したのが先日もちょっと名前だけは紹介した「トースカン」です。造形美術などを行う方には馴染みの道具で、左右の形を揃える場合に使います。今回は鉛筆が固定出来る物を買いました。これであれば同じテーブル上に被塗物(パニアケースの蓋)を置いてそれを中心にしてこれをスライドさせていけば水平線が描ける、と言う事です。原始的ですがこっちの方が余程水平なラインを描き易いですよね。

toskan今回はそれにさらに一工夫加え、トースカンに直接ラインテープ(2mm)を固定してみました。工夫といっても鉛筆と同径の全ネジをカットし、それをワッシャーとボルトでタミヤのマスキングテープケースに固定しただけですけどね。これなら直接ラインテープを水平に貼る事が出来るのでは?なんて事を年末年始の休み中色々考えてました。ただテープを貼る被塗面は多少傾斜していますからそれによってテープを貼る時にズレが生じてしまう可能性もあるのでこれが本当に上手くいくかどうかはまだ判りません。まあそれも想定して先ほどもっと細いマスキングテープ(0.4mm~1.0mm)も手配済みなんですけどね。とにかく失敗しそうな事は先回りして消去しておきます。

toskan4面白いのがこれの土台に彫ってあるこの言葉「平常心」。ああなるほど、良く判っていらっしゃるようで(笑)。確かにこれを失うのが一番の失敗なんですよね。判ってはいます。判ってはいるのですが・・・(苦)。