STANDOXからまたまた新色が出ました。SPFシルバー「JLM-906 」です。
最近よくあるハーフ缶(一般的な1キロ缶の半分)かと思いきや、サイズは通常の1キロ缶で中身が半分(!)と言う良く判らない設定です。しかもフォントが何か変…。
と思って良くみたら、うーんなるほど。どうやら文字のところだけシールを貼って対応されている模様です。多分先に車が販売されてしまってパッケージが間に合わなかったか、或いは日本向けだけの原色なのかも知れません。STANDOXのオフィシャルサイトで配合データを調べてみたらまだこの色は使われていませんでしたし(その後オートサプライヤーさんからメールで頂きました)。
ちなみに今回の原色ですが、一体どんな色に使うのかと言うと、マツダの新色「マシーングレープレミアムメタリック」(カラーコード:46G)です。
画像はこちらのオフィシャルサイトのページの一部で、塗装屋さんなら判ると思いますが、これはかなりえげつない色です。STANDOXのテクニカルデータシートも拝見しましたが、下色に敷いている黒を暈してさらにその上で高輝度メタリックを暈せって・・・。機会があれば実際に補修した仕上がりを見てみたいです。
この原色の特徴としては「極細目の緻密感のあるアルミ」との事で、確かに粒子感の無い非常に細かい目のメタリックです。もしかするとMIX595よりも細かいのではないでしょうか(まだ情報が無いので判りません)。
と言う訳で早速色見本を作製しておく事にしました。サンプルに使うのはいつもの注型ポリエステル樹脂です。そろそろ量産出来るシリコーン型を作らないとですね。
塗ってみた感じとしては隠ぺい力はまずますで、下に黒は敷かず、直接原色を塗りました。
隠ぺい性は3~4コート程度で染まる程で、この辺はMIX594~MIX590と同等か、それよりも良いかも知れません。ただバインダー(樹脂)分が少ない感じでペーパー目は拾い易い気がします。
仕上がった感じも確かにメタリックの粒子感が少なく、輝き具合も中々良いので結構使えそうです。感じとしてはMIX818に似ていますが、それよりも粒子が細かくて箔っぽい感じがします。
そう言えば現在お預かり中のLOTUSの樹脂製カバーは凸文字を研磨した後にシルバーをスプレーで塗ろうと思っていたので、今回試しにこちら使ってみようかと思います。ただMIX595よりもペーパー目を拾う感じがあるので、下地はデリケートに行う必要がありそうですかね。
今後色々楽しんでみようと思います。
いいね!
これに黒を混ぜるだけでも良い感じになりそうなので、それであれば一旦塗ったトヨタの極小エンブレムもこれで塗り直し、ボタン部分のイラストと色を合わせようかと考えています。
あと一点、横のボタン部分の「●PUSH」をレーザーカットのマスキングで作れるかどうか、もしそれが難しそうならデカールでの対応になるかも知れませんが、私的には色を合わせたいんですよね。
もし何かご希望ありましたらお気軽にどうぞ!