測色機アクワイヤーRX

知り合いの塗装屋さんが、新型の測色機=アクワイヤークァンタムを購入されたとの事で、今まで使っていたこちらのアクワイヤーRXを譲って頂きました。元々かなり高額な物なので、中古品として売ってもかなりの金額になると思いますが、「クアンタムに買い替えたら高畑さんに使っていただこうと前々から思っていましたので」との事でこの度譲り受ける運びとなりました。景色が滲んでしまい、色が上手く見れません。何とお礼を申し上げれば良いのか・・・!

測色機については以下のオフィシャルサイトで紹介していますので、興味のある方は是非どうぞ(多分何のことか全く判らない方の方が多いと思いますので)。

アクワイヤー™クアンタムEFX

ちなみに今回こちらのアクワイヤーを送って頂いた塗装屋さんは、実は以前当ウェブサイトにも登場していて、その時はわざわざ名古屋から当工場までお越し頂いていたりもしました。2年前のオートサービスショーに一緒に行った方で、日付を見てみるとあの時からまだ2年しか経っていないんですね。たった2年前のそこには、まだコロナ禍じゃない世界があったなんて何だか驚きです。

機械の状態が良いのは勿論、付属品も全て揃っています。オートサプライヤーさんも「え?コレくれたんですか?」と驚いていました。

  ソフトのインストールに関しては、いつもお世話になっているSTANDOXのデモマン(テクニカルアドバイザー)の方がわざわざ来てくれて、新しいVer.をインストールして貰いました。皆さまには何から何までお世話して頂いて本当に感謝です。画面が滲んでしまい上手くタイミングが出来ません・・・(笑)。

ちなみにこの測色器、本来であれば自動車のボディに機械の下部にあるレンズを当てて計測(測色)するのですが、当店では車体は扱っていないので(そもそも車が入る工場ではありませんので)、

自作の色見本を使ってテストをしてみる事にしました。ちなみに配合データは私個人が作った独自の物なので問題ありません。

プレートから色板を取り外し、これにセンサー(カメラ)を当てて測色します。

ちなみに機器の下にはボタンが2つ着いていて、それが被塗面に当たって押し込まれていないと測色を開始出来ません。サイズが小さかったり、曲面部分だと使えないので、自転車フレームなどには難しいと思います。また計測出来たとしても平面じゃないと誤差が出てしまうとの事です。

測色したデータに名前を付けておきます。データの採集って意味も無く楽し過ぎます。

ソフトを起動し、アクワイヤー本体とPCをUSBケーブルで繋ぐと、測色したデータがPCに転送され、既存のデータの中からそれの近似色を表示してくれます。科学的に塗膜の顔料を分析すると言う訳では無く、膨大な量の色見本を機械学習させた中から似たような色を選び出す、といった感じでしょうか。

と言う訳で、似た色の配合データをプリントアウトしてみました。元々私が使った原色とは違った内容となりましたが、時間が出来たら実際にこのデータを使って色を作ってみて比較してみようと思います。違う方向からアクセスして答えの擦り合わせをするような作業が私的に大好きなので、今から楽しみで仕方ありません。

あとは他に何か出来るのは無いかな~と思って、その辺に置いてあった色見本で試してみる事にしました。以前塗装しておいた大き目の色相環のピースですね。

測色器で読み込んだデータを見てみると、やはりと言うか余り一致したデータがありません。まあこんな色をした車は普通無いですから仕方ありませんかね。

と思いきや、画面の下の方を見てみると・・・、

おおおお!私が作った配合と全く同じ数値が!

どうやら車体色とは別に、スタンドックス独自の配合データに引っかかったようです。

こちらの色相環10時を示す色は、私がMIX567:MIX570=1:1の配合で作った色で、100%同じ配合なのは間違いありません。なんて素晴らしい・・・!

 

ちなみに今回のアクワイヤーを寄贈して頂いた塗装屋さんですが、こちらは愛知県のAssoGarage(アッソガラージュ)さんなるボディショップで、こんな変態な事をやっている所が在ったのか・・・と思っていたところ、(確か)先方からお声を掛けて頂き、お互い情報のやり取りを行って今日に至ると言う訳です。(元)同業だから判りますが、こんな事をしているボディショップは見た事がありません。今は仕事が忙しくてblogの更新が滞っているようですが、遡って見るだけでも楽しいと思います。

自動車板金塗装 AssoGarage(アッソガラージュ)のblog

ちなみに上記の画像は、Assoさんのサイト内画像検索のキャプチャー画像で、自分好みの記事を探したりする場合はこの方法が便利で気に入っています。検索バーの末尾にスペースを空け、探したい情報=例えば「エポキシ」と入れると、そのキーワードを含んだ記事のサムネイル画像が表示されます。当ウェブサイト内のブログで頻繁にリンクを貼れるのはこの機能のお陰ですね。

 

今回譲って頂いたアクワイヤーは、私一人の手には余る所があるので、まずはオートサプライヤーさんにも使って頂くような感じで、またその後いつになるか判りませんが、工場をオープンに出来るようになったら、知り合いの塗装屋さんなどにも使って頂けるようにしようかと思っています。

今まで出来なかった事が色々と試せそうで超絶楽しみです!

色見本プレート作成

一時期に比べると色見本を作る機会は大分減りましたが、それでも新しい色を作った時には後でそれが再現できるよう、極力サンプルを残すようにしています。

この時はマイク塗装のご依頼で、サンプルとしてご提示頂いたパンプスの画像に合わせ、薄いピンクのメタリック(キャンディーカラー)を作成しました。

もっと粗いメタリック(ラメ)もあるのですが、それを埋める為にクリアーを厚塗りするとホルダーに挿したマイクが抜けなくなる(または塗膜がズレる!)という事態になる恐れがある為、当店では基本的にSTANDOX原色の使用に留めています。

こちらはつい最近仕入れた顔料等です。左下はスバルSTIのエンブレムバッジを参考に作ったチェリーレッドですね。

こちらはオレンジとピンクに変化する顔料で、パウダータイプの物を海外から取り寄せ、スタンドックスの樹脂に混ぜて使っています。

先ほどのピンクですが、角度が変わるとこのようにゴールド(オレンジ)になります。

こちらは一見するとただの黒に見えますが、

見る角度によってはマルーン系の色に変化します。少し前に紹介した、知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)が使っていた物と同じような顔料だと思います。

こちらも同じように見えますが、先ほどより少し青味があります。

同じマルーンでも青味が強くなった感じですね。

派手さは無いのですが、パールの粒子が細かく、上品な感じです。

今までは自分の仕事の為に色見本を作成していましたが、

意外と「この塗料を売って欲しい!」という方が多く、また最近ウェブショップで自作した製品の販売が好調な為、今後はそういった事や、さらには樹脂を変えてプラモデルに使える塗料(1液型アクリル樹脂塗料)なども販売していこうと考えています。

STANDOXから配布されている配合データは著作権があるので出せませんが、ご希望があればそれで作った塗料の販売などもしていこうと思います。

副業色々

  現在運営しているウェブショップは商売というよりは趣味的な感じで、それ自体ではどうやっても採算は合わないのですが、本業への誘導(集客)による宣伝営業的な事と、将来へ向けての種まき的な事と考えてやっています。

と言う訳で、元々は知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)向けに作成した色相環12色の塗料ですが、先日こちらの希釈済みVer.のセットをご購入頂きました!

さらにクリスタルクリアーのセットも一緒にご購入頂いています。

他にはそれを使って塗装したキーホルダーの販売なども行っていますが、

艶消し黒のアクリル板が無くなってしまった為、

新たに購入しました!

毎回ちょこちょこ買っていても送料が馬鹿にならないので、今回は色々纏めて購入しています。

こちらは壁時計用の背板です。纏めて買ったMDF板を、レーザーでカットして作成しています。

フチはバリがあるのでペーパーで研磨して均しています。

今回は白と黒だけにしました。

      ちなみにMDFをレーザーでカットすると、成型に使われている樹脂成分(接着剤)がヤニのように溶けだし、それが塗装時のブリード(ニジミ)を発生します。黒だと判りませんが明るい色だとそれが見えてしまうので、白を塗った後にフチと裏を黒で塗るという、結構面倒な事をやっています。

という感じで、今は採算が合わない事だとしても、いずれ引退したら自宅の作業場か、または郊外に買うか借りる物件で(出来れば海の傍で!)小規模な環境で小さな仕事をしようと思っているので、こういった事でも極僅かな国民年金の足しに出来ればと考えています。塗装に関わる事ならやっていてとても楽しいので、死ぬ前日に最後の納品を終え、そのまま逝けるのが理想です(笑)。

BOSE101MM改 Bluetooth⑧

先日に引き続き、BOSE101MMのスピーカーをワイヤレス化=Bluetoothアンプ&バッテリーを内蔵している作業となります。

筐体の裏側は操作パネルを入れる為にカットし、フチをパテで整形したままだったので、

 取りあえず艶消し黒で下塗りをしておきました。

ちなみに通常であれば「ベースコート黒+艶消しクリアー」の2コートで塗りますが、

 以前パッケージで購入していた2Kエナメルの艶消し黒があったのでそちらを使う事にしました。

オペルのドアピラー(サッシュ)を塗る為に作られたパッケージカラーのようで、これに直接ハードナーを50%入れて塗ると丁度良い艶消し黒になると言う優れものです。

この後何かのついでに60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきます。

そしてバッテリーです。中から配線を引きたかったのでアルミケースをバンドソーでカットしました。

そこから配線を挿し込み、基盤のUSBソケット部から5V電源を引っ張ります。

配線の結線はとりあえず端子台を使う事にしました。手探りでの作業なので思い付きで抜いたり挿したり出来るのがとても便利です。

それぞれをケースの中に組み込んでいきます。これは楽しい・・・(惚)。

とりあえずアンプの電源だけを繋いでみると、おおおお~!入りました!(当たり前ですが。笑)。

そして新たに入手していた秘密兵器のオーディオスペクトラムインジケーターランプVFD=Vacuum fluorescent displayですが、

早速繋げて鳴らしてみました!これは素晴らしい・・・!(惚)。

サイズ的に丁度BOSE101MMの中に入るので、これは良い買い物をしました。

BOSEのロゴの背面でこれが躍るとか、想像しただけでヤバイです(笑)。