SPENGLEカーボンホイール サフェ入れ

本件とは全く関係ありませんが「超伝導」がいよいよ実用化されるみたいです。マイナス200℃の低温じゃないと成り立たないなんてとても使い物にならないんじゃ無いかと思っていましたが、まさか車のエンジンルーム内でこれを実現するなんて・・・。是非今後に期待したいところです。

spengle7 で、問題の(笑)カーボンホイールです。ようやく形が整って来ました。

再度マスキングをし直していよいよ下地塗装の最後「サフェーサー」の塗布となります。

spengle8ここまでの工程を整理しますと、

旧塗膜(割れたパテ)研磨除去→エポキシサフェーサー塗布→完全硬化→研磨→スプレーパテ(ポリパテ)塗布→完全硬化→研磨→ウレタンサフェーサー塗布→完全硬化

といった内容で、どれも下地用の塗料となりますが使用している「樹脂」はどれも違う種類の物なのが解かると思います。

「エポキシ」→「ポリエステル」→「ウレタン」

といった感じで、それぞれの樹脂の特徴を活用した下地のお手本通りの使い方ですかね。ちなみにエポキシの特徴としてはまさに強固な塗膜形成(結合)ではありますが、一般的なエポキシ樹脂は紫外線に非常に弱いという性質があるので実は下地での使用しか向きません。

これに似た樹脂としては日本に古来からある天然樹脂の「漆」で、とても丈夫な樹脂である反面エポキシ同様紫外線に弱いので紫外線下では劣化が早いです。長い間土の中に埋まっていた漆器が当時のままの形や色で残っていたりするのはこういう事ですね。酸やアルカリ、熱や湿気には強いのです。