メルセデスW124ヘッドカバー 素地調整

brabus4 先週サンドブラスト処理を行ったW124のヘッドカバーですが、若干旧塗膜が残っていた箇所があったのでこの連休中に溶剤槽に入れておきました。・・・が、何やら変な感じです。

そう言えばと思い出したらこの手のヘッドカバーはマグネシウム分が多いというか、リン酸処理の時でも濃度が濃いと金属の表面が何かに反応してか粉を吹いたようになります。不動態皮膜か何かだと思うのですが妙に反応し易いようなんですよね。

brabus5 という事で本日再度サンドブラスト処理を行う事にしました。三歩進んで二歩下がっている感じですかね(苦笑)。まあいつもの事です。

brabus6そしてアルミ素地の状態が悪い箇所をベルトサンダーなどで削り落として修整しておきます。場所によっては画像のように内部から破裂したようになっているものがあるのですが、この型のヘッドカバーだとよく見かける光景ですね。

とりあえずこの状態で一旦保管し、プライマーが塗れる準備になったら次はリン酸での処理となります。ただし先ほど紹介したように通常のリン酸濃度だと素地を侵してしまうと言うか反応が強くて水素を発生してしまう程なのである程度希釈したものでの処理となります。と言うかそれで十分なのです。

ちなみにその前には一旦「BRABUS」の切り文字を貼るステンレス製のプレートをプラグカバーに合わせてみたいと思います。ただしこのプレートのは全くの別物と考えているので、作業としては先にヘッドカバーの方を本塗りで仕上げてしまうつもりでもあります。ステンレス製のプレートと切り文字とはガッチリ接着剤で固定するつもりですが、そのプレートとヘッドカバー(プラグカバー)本体とは「両面テープ」での固定を想定していたりします。ここを接着剤で固定する意味は余り無いからですね。詳しくはまた紹介させて頂きたいと思います。

それではもう少々お待ち下さいませ!