オデッセイテールランプ 本塗り

odyssey16 紹介が遅れましたがこちらも無事本塗り完了しておりますので御安心ください。昨夜アップしたかったのですが途中で力尽きてしまいまして・・・(謝)。

画像は足付け処理が終わってクリーニング済みの状態で、今回はクリアーレンズ部分は塗らないでその周りのみを「極薄目」のスモークで承っています。ちなみに内部にあるオレンジのプラスチックプレートは前回「極薄目」のスモークで塗装済みです。そちらの完成画像はこちらになります。

odyssey17そしてクリアー抜き部分をマスキングしたら本塗り開始です。この時点で最後の脱脂作業で、被塗面にはもう素手では触れないようにします(これ以前にも当然気をつけていますが)。

odyssey18 ちなみに「極薄目」の濃度となると、塗っている本人(私)でも今どれくらいの濃さなのかの判断で迷います。そうなるとついつい濃度を上げてしまいがちになりますが、そもそも極薄目の濃度は「スモークっぽくはしたくない」と言うご意向があるので「ちょっと濃過ぎたかな」となるともうアウトです。しかも一旦ムラが発生するともうどうしようも無いので、こういった事も含めて薄いスモークは色々と難しいんですよね。

ちなみに濃度の確認については、画像のように「マスキングテープを貼ってみる」という事が有効です。テールランプ単体で見るとまだ全然スモークが掛かっていないように見えても、塗装前に貼ったマスキングテープの上に新しいマスキングテープを貼ってみるとどれだけ黒くなっているかが判ります。「長年の経験による勘で」といった事は場合によっては良いのかもしれませんが私的には余り当てに出来ないものだと感じているのでやはり何かしら指針となる物は必要だと思います。

odyssey19 スモーク塗装が完了したらマスキングを剥がし、プラスチックプライマーを塗布したらクリアーを塗ります。これ単体で見てもスモークが掛かっているとは思えませんよね。ただ先程のように何かと比べて確認してさえすれば「ちゃんと狙ったスモーク濃度になっている」と確信が持てるので安心出来るのです(私がです)。実の所、自分でやっている仕事には余り自信を持っていない所があったりするので、ほぼ全ての仕事で「本当にこれで大丈夫なのか」と疑問を持ちながらやっていたりします。まあむしろそうでなければ気付かない内にレベルが下がってしまったりするのでそれくらいが丁度良いと思ってはいるのですが(しかし胃が・・・笑)。

odyssey20そしてクリアーを塗ったら本塗り完了です。お待たせしました!

オレンジのインナーレンズと外側の赤いレンズ部分が丁度同じくらいの「極薄目」のスモークになっているのが判ると思います。既にブースからは出ていて、外で見た状態ではこの画像よりもコントラストが効いて角度によって出る黒味が良い感じに出来ていると思います。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!