プリウステールランプ 本塗り

prius11 そしてこちらもお待たせしました!プリウスのテールランプですね。レッドキャンディーに塗られているのは元々で、今回はこれに「極薄目と薄目の中間」のスモーク塗装で承っております。左が足付け処理後、右が処理前の状態です。これだけでも全然違う物に見えてしまいますね。

prius12 既に一度塗られている物なので今回はプラスチックプライマーの塗装は必要ありません。プラスチックプライマーは「素材がプラスチック」の物に使うのではなく、「被塗面がプラスチック」の場合に使う事に意味があるのです。また「FRP」はまたの名を「強化プラスチック」と呼びますが、こちらはポリエステル樹脂とガラス繊維の複合材なのでこれにもプラスチックプライマーは必要ありません。ちなみにプラモデルでよく使われるPS(ポリスチレン)は塗料に対して自らが侵される(溶かされる)事によって塗料が密着するのでプライマーを塗らなくても簡単には剥がれないのです。ただし当店で使うような自動車補修用塗料だとPSは表面が溶けてしまうのでそのままでは塗れないという弊害があったりします。ラッカー系塗料では大丈夫でもウレタン系だと溶解力が強くて侵してしまうんですよね。

prius13 スモーク塗装が完了したらクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

prius14スモーク濃度で一番御用命が多いのがこの「極薄目と薄目の中間」でして、この程度の濃さならノーマルの電球のままでも周りに迷惑が掛かる事も無く、またディーラーなどでの車検の際にも「ん?これってスモーク?あれ、でもこれって純正だ」と言うレベルかと思います。純正の状態を知っていればこれが塗られた物だとは判る筈ですが、知らない人が見たらわざわざスモークにしているとは思わないでしょうね。なのでスモークにしたからといって下品になるという事は全く感じ無いと思います。「スモークは好みじゃないけど派手過ぎるのがちょっと嫌」と言う方にお勧めな濃度かと思います。これがまさに日本人的な感覚にピッタリなんでしょうね。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!