クロモリフレーム 旧塗膜剥離

kuromori2 こちらもお待たせしております。クロモリ素材のMTBフレームですね。

お預かりしてから溶剤槽に入れておき、途中何度か出してはスクレーパーやワイヤーブラシで削る事を繰り返してここまでになります。溶剤槽に入っている間は手間も掛からず錆も出ないので今のように一人で作業する環境ではかなり助かっています。

kuromori3 細部の取れなかった旧塗膜はサンドブラストで除去します。「だったら最初からこれでやれば」と思われるかも知れませんが当店のブラストは直圧式では無いのでそれでは時間が掛かってしまうのです。溶剤浸け置きである程度取っておけばこの時点では30分程度で終わりますし、腐食が酷い場合などでそれ以上の作業が必要な場合は最初からブラスト専門のショップに送ってしまうので現状でそんなに不満は無いですかね。ブラストが強力になればその分機器に負担が大きくなりますし・・・。

kuromori4 複雑な形の場所もサンドブラストだと綺麗に処理出来ます。

kuromori5旧塗膜の剥離作業が終わったら続けてプライマーを塗布します。金属素地が露出したまま放置するとクロモリ素材の表面は酸化してしまい、目で見えないような錆が発生してしまうのです。この時期は湿度が高いのと作業者自身汗をかいていたりするので素地に触れる場合も軍手をするなど注意が必要です。という事で旧塗膜の剥離と防錆処理(プライマーの塗装)はセットで考えるべきだと思います。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

明日は第四土曜日ですが休業日とさせて頂きます(すいません・・・)。