ジムニー牽引フック塗装 完成

jimmy7 大変お待たせしました!ジムニーの牽引フック塗装、本日完成となります。

色はかなり明るめのイエローで、参考画像として頂いたポルシェハイブリッドのキャリパーの色に似せています。

jimmy8 本塗りの時はS字フックで吊るして塗ったのでそれが当たる箇所には塗装が付いていませんから、そこは最後に筆でタッチアップしてあります。

実際の御依頼では未だ無いのですが、例えば「球体」を塗る場合はどうすれば良いかと言うと、これは二回に分けて塗れば対応出来ます。何かの棒の上に固定して一回目は面積の8割程度を塗り、一旦完全硬化させたらひっくり返して同じ様に塗りクリアーのボカシを行います。徐々にシンナーで薄めていってグラデーションさせるような感じですかね。それが完全硬化したら磨けばボカシ際は綺麗になりますので(一度塗った物の上だと馴染みが良いです)球体全体の塗装は綺麗に仕上げられます。ただし費用は倍程度にはなりますが(なので今回は必要ないでしょう、と言う事です)。

ちなみに「剣山の上で塗れば」なんて思いそうですが(実際考えました)、それでは到底綺麗には出来ませんのでご理解下さい。塗料には「表面張力」が起こるので針のような接点でもそこに塗料が集まってしまうのです。

jimmy9塗られた塗膜にはそういった「表面張力」が働くので、各部のフチでは塗料が盛り上がったような状態になります。特にこういった吊るした状態で全面を塗る場合は逃げ道が無いのでそういった事が起こり易い傾向にあります。

磨く事が前提なら多少肌が悪くなってもそういった事を抑える為にクリアーの希釈率を高くして口径の小さなガンを使う事で対応出来ますが(プラモデルや携帯電話など細かいディテールが重要視される場合など)、こういった実用向けなパーツであれば全体的な艶を重視した塗り方で宜しいかと思います(お任せコース」は磨き処理無しが基本ですので、ザラザラした肌よりはヌメっとした仕上がりにしています)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度もごひいき頂き有難う御座いました!